「着信アリ2」のストーリー
“死の予告電話”事件から1年、チャイルド・セラピストの資格取得を目指す保育士・奥寺杏子の周囲で、再び事件が発生した。馴染みの中華料理店の店主・王、保育園の同僚・まどかが次々と凄惨な死を遂げ、死の着メロが杏子の携帯電話にも届いたのだ。彼女を救うべく、恋人でカメラマンを志す尚人と、一連の事件を追うルポライター・野添孝子は、早速調査を開始。今回の事件が1年前の水沼美々子のものとは異なり、死体から赤い飴玉ではなく石炭が検出されたことを突き止める。では、今回は美々子の呪いではないのか?更に調べを進めるうち、その原点が台湾にあると掴んだ彼らは現地へと飛んだ。やがて、辿り着いた今は廃村となった炭鉱。実は90年前、ここで薄倖の少女・李麗が生きながらにして口を縫われ炭坑に生き埋めにされていた。そう、全てはこの村から始まり、李麗の呪いに共鳴した美々子の怨念は別の呪いとなって枝分かれし、1年前の事件を起こしたのだ。こうして、事件の成り立ちは明らかになった。しかし、死の連鎖を食い止める方法が分らない。そうしている間にも、杏子の死の時刻が目前まで迫る。とその時、尚人が彼女の身代わりとなった。お陰で、杏子の命は救われた。ところが同じ頃、孝子も美々子の呪いによって殺されていたのだが、あろうことか幼い頃のトラウマに悩まされていた彼女は美々子のそれに共鳴し、新たな呪いとなって別居中の夫で台湾人の雨亭を殺害するのだった。