「ストンプ・ザ・ヤード」のストーリー
ロサンゼルスに住むDJ(コロンバス・ショート)は兄のデュロンら仲間とチームを組み、クラブのダンス・バトルで次々と相手を負かしてはフロアの喝采を浴びていた。そんなある日、負けたチームの報復に遭いデュロンが殺される。DJは兄の夢だったトルース大学への進学を決意し、アトランタへ向かう。昼は勉強、放課後は大学職員である叔父ネイトの下で芝刈りの仕事をするDJは、女学生エイプリルに惹かれて黒人学生による友愛会のダンス・チームに遭遇する。統率の乱れないスピーディーなダンス“ストンプ”を踊るチーム「ガンマ」は、全国大会で7年連続優勝している名門で、エイプリルは「ガンマ」チームのメンバー、グラントの恋人だった。ダンス・バトルでグラントを破ったDJに、「ガンマ」とライバル・チームの「テータ」両方から誘いの声がかかる。「テータ」に入会したDJはストンプの猛特訓を受ける中、今までの古い振付では勝てないと訴えリーダーのシルベスターと対立する。しかし上級生とのダンス対決をきっかけに、ストリート系ダンスを嫌っていたシルベスターも、DJの主張を受け入れる。傲慢なグラントと別れたエイプリルとの交際も順調だったが、大学学長である彼女の父はDJが気に入らず、グラントの告げ口でDJが兄の事件で前科者となっていた事実を知る。1年間の停学処分を言い渡されたDJは、処分を取り消す代わりにエイプリルと縁を切るよう学長から迫られる。ダンス大会の開催まであとわずか。DJは恋とダンス、どちらを選ぶのか?