「バブルへGO!! タイムマシンはドラム式」のストーリー
2007年。日本の経済は破綻し、国家の崩壊が目前に迫っていた。この危機をなんとか食い止めようと、財務省に勤める下川路功(阿部寛)は、ある計画を極秘で進めていた。その頃、元カレの作った借金返済に追われるフリーターの田中真弓(広末涼子)のもとに、疎遠だった母・真理子(薬師丸ひろ子)の訃報が届く。葬儀中にもかかわらず、サラ金の取立屋・田島(劇団ひとり)は容赦なく返済を迫って真弓を困らせていた。葬儀の後、下川路が真弓のもとを訪れ、真理子は死んでおらず、自作のタイムマシンで1990年にタイムスリップしたという真実を打ち明ける。下川路と真理子はバブル崩壊を食い止め、歴史を変えるプロジェクトを進めていたのだ。しかし真理子はバブル時代の東京で行方不明になってしまったのだという。そこで真弓は、母親を救うためと借金取りから逃れるために、ドラム式の洗濯機型のタイムマシンで1990年の世界へと乗り込んだ。バブル景気の絶頂に浮かれている17年前の東京は、真弓にとって不思議の国。まもなく真弓は、この計画を何も知らない若き日の下川路と出会う。当時の彼は、今とは別人のような軽薄な遊び人だった。真弓はなんとか下川路を納得させ、協力を得る。やがて真理子を無事発見。そして実は、真弓が下川路と真理子の間に出来た娘であることが判明する。すべてを知った彼らは、力を合わせて最悪の事態を回避させ、日本経済を救うのだった。