「大決戦!超ウルトラ8兄弟」のストーリー
夏のある日、3人の少年マドカ・ダイゴ、アスカ・シン、高山我夢はウルトラマンと出会い、夢中になる。3年後、3人は赤い靴の少女と遊び、一番星に願い事をする。時が流れ、ダイゴ(長野博)は横浜市役所の観光課職員、アスカ(つるの剛士)は球場のボールボーイ、我夢(吉岡毅志)はミュージアムの学芸員として働いていた。3人はそれぞれ夢を諦めていた。ある日、横浜港上空に蜃気楼の砂漠が出現する。ダイゴは砂漠に取り囲まれる感覚に襲われ、砂漠の廃墟に蠢く怪獣と、それに立ち向かうウルトラマンを目撃する。それからダイゴは度々、ウルトラマンの夢を見るようになる。夢の中では、知り合いのハヤタ・シン(黒部進)、モロボシ・ダン(森次晃嗣)、郷秀樹(団時朗)、北斗星司(高峰圭二)がヒーローとして活躍していた。アスカと我夢も自身がウルトラマンになる夢を見たと言うのを聞いたダイゴは、彼らがウルトラマンとして活動する多次元宇宙の存在を疑い始める。そのころ、謎の影法師が暗躍し始めていた。ある日ダイゴが赤レンガ倉庫で外国人視察団を案内していると、突然キングゲスラが現れ、続いて現れたウルトラマンメビウスと戦い始める。苦闘の末、ダイゴの忠告によりメビウスは勝利する。するとメビウスはヒビノ・ミライ(五十嵐隼士)の姿でダイゴと邂逅し、赤い靴の少女から「7人の勇者」を目覚めさせてほしいと頼まれたと語る。ダイゴは、ミライがウルトラマンの実在する世界から来たことを悟り、7人の勇者の内4人はハヤタらだと確信する。今度は山下埠頭にキングパンドンが現れた。メビウスは敵を粉砕するも、スーパーヒッポリト星人によってブロンズ像に変えられてしまう。ダイゴはウルトラマンとして、横浜を焦土と化そうとするキングシルバゴン、キングゴルドラスに立ち向かう決意をする。その時ダイゴの手にスパークレンスが現れ、ウルトラマンティガへと変身する。ダイゴの戦いを見たアスカと我夢も、それぞれダイナ、ガイナに変身し、3人はスーパーヒッポリト星人らを倒すのだった。しかし謎の影法師に操られた亡霊たちは合体し、究極合体怪獣ギガキマイラへと化す。苦戦するティガたちを応援する横浜の人々。そしてハヤタら4人もウルトラマンに変身し、ブロンズ像化していたメビウスを救出、ティガたちに加勢する。8人のウルトラマンたちの猛攻に、さすがのギガキマイラも敗れ去るのだった。そして無数の謎の影法師が集まり巨大化するも、グリッター状態になった8兄弟がそれを打ち破り、世界に平和が訪れる。その世界で、ダイゴ、アスカと我夢は諦めていた夢に再び挑戦し、成功を勝ち取るのだった。