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「Blood ブラッド」のストーリー
閑職に左遷させられた刑事の星野(津田寛治)は、お蔵入り寸前の猟奇殺人事件の捜査を開始する。彼が殺されたメイドの雇い主を訪ねると、現れたのは妖艶な美女、美夜子ロジュンベルク(杉本彩)。彼女は、古びた豪邸で聾唖の少女ブリギッテ(山口小夜)とともに暮らしていた。彼女は星野に、犯人は黒沼右京(要潤)という男だと告げる。右京は若くしてその存在を世間に知られた実業家。星野はそのアジトに忍び込むが、そこで血まみれの美男子右京が、命乞いをする少女の首に食らいつき、赤い血を貪る衝撃的な光景を目にする。だがそこで、右京の部下が襲い掛かってきた。捕らえられて半死状態にされた星野を救ったのはブリギッテ。やがて美夜子の邸宅で目を覚ました星野は、彼女から血の洗礼を受けたと告げられる。さらに信じ難いことに、右京の正体は幕末に美夜子の血を与えられ、体を交えて不死となった沖田総司だった。絶望に火をつけて生きながらえるヴァンパイア・ビューティ。美夜子をめぐって、右京と星野の壮絶な戦いが始まる……。