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「中学生円山」のストーリー
定時で帰ってくる父(仲村トオル)、韓流ドラマにはまっている母(坂井真紀)、デリカシーのない妹といったごく普通の家庭に育った中学2年生の円山克也(平岡拓真)。団地と学校を往復するだけの日々を過ごす克也だが、思春期らしく頭の中ではエロいことばかり考えている。最近は、ある目的のために自主トレと称して身体を柔らかくする努力をしている。ついには限界まで背中を折り曲げて妄想の世界へトリップするように。その頃、上の階に下井辰夫という男(草なぎ剛)が引っ越してくる。シングルファーザーで、仕事をしている様子はないが、なぜか団地の主婦たちの間にうまく溶け込んでいる。そんなある日、団地の近所で殺人事件が起こる。克也は謎が多い下井が殺し屋ではないかという妄想に取りつかれてしまう……。