「フロリダ万才」のストーリー

ラスティ(エルヴィス・プレスリー)と彼のコンボはシカゴのクラブでウケていた。クラブの所有者フランクの娘バレリー(シェリー・フェブレイ)はフロリダに休暇を過ごしに行きたいといいだし、ラスティが費用向こう持ちで娘の監視役を買ってでた。ラスティは仲間のアンディ(ゲイリー・クロスビー)、ウィルバー、ドク(ジミー・ホーキンス)らと共にバレリーの仲よしディナー(メアリー・A・モブリー)、ベッティ(クリス・ノエル)らと、フロリダへ向かった。彼らは同じホテルに投宿したが、バレリーが美人なので監視はコトだぞとラスティは頭を抱えこんだ。彼は舞台に出なければならないし、ディナーとデイトをしなければならない。その上、監視の眼を光らせねばならないし毎夜フランクからの電話のときは彼女を呼ばねばならない。忙がしすぎる。ことに彼女にイタリア青年がつきまとっているのは困りもの。ところが監視に熱が入るうち、2人は愛しあうようになってしまった。ある夜父からの電話でラスティが父から雇われて監視していたことを知り激しいショックをうけた。ヤケになったバレリーはクラブでストリッパーそこのけの演技を見せ、客が興奮して大乱闘を演じ警官が出動する騒ぎとなった。しかも様子がヘンなのでフランクまでがかけつけるという矢先、バレリーら一同は留置場にぶち込まれてしまった。バレリーはすぐ父親に引きとられた。父娘は語りあった。その結果、娘とラスティが本当に愛しあっていることがフランクにわかった。フロリダの最後の夜は賑やかだった。