解説
この作品のレビュー
ユーザーレビュー
-
89bubble93
-
ミャーノフ大佐
公開時、日本では大ヒットしていた。私も田舎の映画館で観て感動した。それから数十年後に東京の名画座のどこかで観た。やはり感動した。
今見直してやっぱりいい映画だ。感動した。
出だしのロンドンの朝焼けのシーン、バックにビージーズの「Morning of My Life」が流れる。もうこのシーンから涙が出てくる。トレーシー・ハイドが金魚の瓶を抱えて、バーで昼間から飲んだくれている父親のところへ行く時に流れる「Melody Fair」。あげればきりが無い。各シーン毎によみがえってくる感動。そしてラストのトロッコに乗っていくシーンに流れるクロスビー・スティルス・ナッシュ & ヤングの「Teach Your Children」。何処をとっても感動の連続だ。
当時、一緒に歌いたくて英語の歌詞を覚えたものだ。
私がアラン・パーカーが好きなのもこの映画で知ってからだ。(その後の「ダウンタウン物語」も最高)
さて、もう少し冷静になってみてみよう。この映画は「怒れる若者たち」や「ブリティッシュ・ニュー・ウェイヴ」、アメリカの「アメリカンニューシネマ」の影響を感じる。イギリスは今でもガチガチの階級社会で労働者階級と上流階級が分かれているのだが、それを否定している。あるいは新たな融合を描いている。また大人達に対する子供達の叛乱とも読める。それはラストの「Teach Your Children」でもメッセージを感じる。
何故、イギリスやアメリカではヒットしなかったのか。子供達が主役だからなのか。キネ旬でも14位とのことで、評論家からはそれほど評価は高くない。
役者は見直すとやっぱりジャック・ワイルドが際だってうまいね。
そうそう、女の子達が皆ミニなのね。そりゃぁツイッギーの国だもの。
ビージーズはこの映画の曲で第2次ビージーズブームになった。(第1次が「マサチューセッツ」、第3次が「サタデー・ナイト・フィーバー」(間違っていたらごめんなさい)〕
口の悪い人はこの映画をビージーズのプロモーションと言うかもしれない。
「小さな恋のメロディ」のストーリー
「小さな恋のメロディ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「小さな恋のメロディ」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ドラマ |
製作国 | イギリス |
製作年 | 1971 |
公開年月日 | 1971年6月26日 |
上映時間 | 103分 |
製作会社 | サジタリアス・プロ |
配給 | ヘラルド |
レイティング | PG-12 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | モノラル |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
1971年6月上旬号 | 外国映画紹介 小さな恋のメロディー |
1971年6月下旬号 |
特別グラビア 「小さな恋のメロディ」 巻頭特集 「小さな恋のメロディ」をめぐる新しい映像論 DISK 新譜紹介 小さな恋のメロディ |
1971年7月上旬夏の特別号 | シナリオ 小さな恋のメロディ |