解説
アービング・ウォーレスの「小説ノーベル賞」を「ウエスト・サイド物語」のアーネスト・リーマンが脚色、「孤独な関係」のマーク・ロブソンが演出したスリラー・サスペンス。撮影は「西部開拓史」のウィリアム・ダニエルス。音楽をジェリー・ゴールドスミス、製作はパンドロ・S・バーマンが担当した。出演者は「ヤムヤム・ガール」のポール・ニューマン、「明日になれば他人」のエドワード・G・ロビンソン、「勝利者(1963)」のエルケ・ソマー、「暗殺!5時12分」のダイアン・ベーカー、「新7つの大罪」のミシュリーヌ・プレール、ほかにジェラール・ウリ、セルジオ・ファントーニ、ケヴィン・マッカーシー、ジャクリーヌ・ビア等。メトロカラー・パナビジョン、1963年作品。
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「逆転」のストーリー
ストックホルム、ノーベル賞週間。文学賞のクレイグ(ポール・ニューマン)は物理学賞のストラスマン博士(エドワード・G・ロビンソン)に会ったが、翌日の記者会見の席で、博士の豹変ぶりに驚いた。付き添いの姪のエミリー(ダイアン・ベーカー)に聞いても要領を得ない。その後、博士の急を知ってクレイグが駆けつけると知らせてくれた方の男が殺されていた。クレイグは執拗な追跡を受けビルの屋上から突き落とされたが、幸い下が運河だったため、死はまぬがれた。警官とともに先刻の現場へ急行したが、そこには跡形はなく、誰からも本気に受けとられなかった。ところが、医学賞のギャレット博士からストラスマン博士らしき人がある病院に意識不明で入院していたと聞かされ、早速病院に急行したが博士は発見できなかった。だが、その人間が船に運ばれたらしい形跡をつきとめた。病院からの帰りも激しい追跡を受けたが、危うく命拾いをする。彼は出入港船を調べ、博士の急を知らせた男が死ぬ前に言い残した「かもめ」が、翌日出港するドイツ船の名であったことを発見、船に潜入して博士を救出した。その頃、受賞式場は大式典に湧いていた。そして2人の同一博士が生れ式場は騒然。偽者は博士の兄一味で、エミリーも彼らのスパイであった。悪の滅びたことは言うまでもあるまい。
「逆転」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「逆転」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | サスペンス・ミステリー |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1963 |
公開年月日 | 1964年2月8日 |
製作会社 | MGM映画 |
配給 | MGM |
レイティング | |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
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