解説
裕次郎が今回はラジオ・プロデューサーに扮し、麻薬密輸団に挑戦するというアクション・ドラマ。山田信夫・松尾昭典の脚本を、「ゆがんだ月」の松尾昭典が監督し、「男なら夢を見ろ」の横山実が撮影した。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
TVで観る
ユーザーレビュー
「清水の暴れん坊」のストーリー
全日本放送のラジオ・プロデューサー石松俊雄が、清水支局から転任して来た。彼を東京駅に出迎えたのは、本局の児島美紀だった。美紀は石松を連れて、ファッション・ショーの会場へ行った。石松はモデルの控室に飛びこみ、慌てて逃げ出した。ソバ屋に入り、ファッション・ショーのテレビに見入った。そのすきに、何を間違えたか、店員が白い粉の入ったビニール袋を石松のリュックに忍びこませた。麻薬だった。彼はこの麻薬団を追おうと決心した。--六年前、新劇俳優だった戸川潤が麻薬常習者となり発狂した事件があった。彼は妻を殺した上、令子と健司の姉弟を日本刀で追いまわし、石松が抱き止めると、割腹した。石松は麻薬の恐しさを自分の目で見たのだ。--この企画に、美紀の父である日本羊毛振興会の会長児島がスポンサーになることを約した。その夜、石松は暴漢に襲われた。その男は、意外にも健司だった。放送が二日後に迫った。しかし、石松が取材したものは放送できるような内容のものではなかった。健司が漁船に乗っていると聞かされた。石松は令子と清水へ行ったが喋ったら殺されるという健司の口からは何も聞き出せなかった。放送当日、石松はブツ運びの後をつけ、船越商会をつきとめた。一味を追った石松は、陸橋から列車に突き落されようとする健司を救った。健司の告白で番組は完成された。しかし、一味は令子を連れ出し、石松のテープの奪回を図った。石松と健司は船越商会へ駈けつけたが、手の出しようがなかった。健司は思いあまって交番を襲い、ピストルを奪いドヤ街へ逃げこんだ。石松はテープと交換に令子を救った。と、パトカーが来て一味は逮捕された。健司は警官隊に抵抗を続けたが石松の説得の声を聞き逮捕された。どこからともなく「健司の告白」の声が流れて来た。
「清水の暴れん坊」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「清水の暴れん坊」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | アクション |
製作国 | 日本 |
製作年 | 1959 |
公開年月日 | 1959年9月27日 |
上映時間 | 85分 |
製作会社 | 日活 |
配給 | 日活 |
レイティング | |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
1959年10月上旬秋の特別号 |
新作グラビア 清水の暴れん坊 日本映画紹介 清水の暴れん坊 |
1959年11月下旬号 | 日本映画批評 清水の暴れん坊 |