解説
ひとつの殺人事件を通して、作家志望の青年の彷徨を描くミステリー。監督・脚本はこれが長編第2作となる新鋭デイヴィッド・マッケンジー。原作はアレグザンダー・トロッキの小説『ヤング・アダム』。撮影は「ザ・ビーチ」のジャイルズ・ナトゲンス。音楽は「トゥルー・ストーリーズ」のデイヴィッド・バーン。出演は「ビッグ・フィッシュ」のユアン・マクレガー、「アダプテーション」のティルダ・スウィントン、「マグダレンの祈り」のピーター・ミュラン、「ウインドトーカーズ」のエミリー・モーティマーほか。
ユーザーレビュー
「猟人日記(2003)」のストーリー
1940年代の終わりのグラスゴー。作家志望のジョー・テイラー(ユアン・マクレガー)は、貨物船の雑役人として働いている。ある日、彼は船上から女性の死体を発見。それはジョーのかつての恋人キャシー(エミリー・モーティマー)だった。彼女は昨日、久々に再会したジョーの目の前で事故により溺死したのだが、ジョーは殺人の嫌疑をかけられるのを恐れ、その場を立ち去ったのだ。しかし死体発見の時から、ジョーと寝食を共にする船の所有者レズリー(ピーター・ミュラン)、その妻エラ(ティルダ・スウィントン)との関係に変化が生じる。急にジョーはエラを女性として意識し始め、2人は肉体関係を持ってしまった。その頃、キャシーの死を殺人と見なした警察は、彼女と愛人関係にあった配管工の男を逮捕し、それを知ったジョーは動揺する。一方、ジョーとエラの不倫を知ったレズリーは船を去り、エラはジョーとの結婚を願うが、ジョーが彼女の妹とも関係を持ったことを知ると、夫とヨリを戻すべくレズリーの故郷へと向かう。船から降りたジョーは、パブで偶然知り合った男の家に間借りしつつ、事件の裁判を見守る。そしてついに、あれが事故であったことを匿名の手紙で通報するものの、配管工の男に死刑判決が下されるのだった。
「猟人日記(2003)」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「猟人日記(2003)」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | サスペンス・ミステリー |
製作国 | イギリス |
製作年 | 2003 |
公開年月日 | 2005年2月26日 |
上映時間 | 93分 |
製作会社 | フィルム・カウンシル=ハン・ウェイ・フィルムズ=RPC=スコティッシュ・スクリーン |
配給 | ギャガ |
レイティング | |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
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