解説
葬儀の席で故人をしのび涙を流すことを職とする”哭き女“になる若い女性の、たくましい生きざまを描くドラマ。監督・共同脚本は「硯」のリュウ・ビンジェン。出演はこれが映画デビューとなるリァオ・チン、ウェイ・シンクンほか。
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【DVD】涙女
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「涙女」のストーリー
北京に不法滞在しているグイ(リァオ・チン)は、働きもせず麻雀ばかりしている夫と貧しい生活を送っていた。グイは同情を買うために知人の子供を借りてきて、抱きかかえながら路上で海賊版DVDを手売りしている。だが警察の取り締まりが厳しく、イライラが募る日々。そんな時、夫が麻雀中の諍いから男を殴りつけ、片目を失明させ逮捕されてしまう。さらに、借りた子供の家族が夜逃げしていなくなる。しかもグイは不法滞在がバレて、故郷に追い返される。子供連れで故郷に戻ったグイは、幼なじみで元恋人のヨーミン(ウェイ・シンクン)を訪ねる。今では結婚して葬儀屋で働いている彼だが、グイと再会するやいなや、たちまち昔の関係に戻ってしまう。そんなある日、片目を失明した男の麻雀仲間の夫婦がグイの部屋にやってきて、治療費を払えと迫る。切羽詰まったグイは大声で泣いて窮状を訴え、相手はその迫力に圧倒されて帰ってしまった。その様子を見ていたヨーミンは、グイに哭き女の仕事を勧める。最初は気の進まないグイだったが、やがて才能を発揮し、売れっ子の哭き女に。一方でヨーミンとの仲はどこかギクシャクし始める。グイは金を返済しようと夫婦を訪ねるが、もう離婚してどこかに行ってしまったと隣人に聞かされる。グイはその金を夫の保釈金に回そうとするが、夫は脱走し、警察の正当防衛で撃たれて死亡していた。それを知ったグイは、他人の葬式で哭き女の仕事中、本気で泣き出してしまうのだった。
「涙女」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「涙女」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | カナダ フランス 韓国 |
製作年 | 2002 |
公開年月日 | 2004年2月28日 |
上映時間 | 90分 |
製作会社 | アスパラス・フィルム=MBCプロダクション=フライング・タイガー・プロダクション |
配給 | ミラクルヴォイス=ビターズ・エンド |
レイティング | |
カラー/サイズ | カラー |
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2004年5月下旬号 | 日本映画紹介/外国映画紹介 涙女 |