解説
世界自然遺産の棚田が広がる、中国・雲南。広大な自然を背景に、ハニ族の少女の純粋な初恋を描く。監督のチアン・チアルイは、雲南三部作として、雲南を舞台とした三本の作品を発表しており、本作はその第一作目にあたる。ヒロインを演じたリー・ミンは、監督自ら見つけ出した地元のハニ族の少女で、本作により2003年中国金鶏奨最優秀新人賞を受賞した。
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【DVD】雲南の少女 ルオマの初恋
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「雲南の少女 ルオマの初恋」のストーリー
雲南に暮らすハニ族の少女、ルマオ(リー・ミン)は、祖母が茹でたとうもろこしを市場で売っている。ある日、客として現れたカメラマンのアミン(ヤン・チーカン)は、とうもろこしを十本も買い求める。だが、実はアミンにはほとんど金が無く、代金の代わりにと、ルマオにヘッドホンステレオを渡す。初めて聴く異国のメロディーにルマオは心を奪われる。翌日、アミンは、再び市場でルマオを見つける。民族衣装を身に纏ったルマオの姿は、観光客の目を惹いていた。アミンは、観光客相手に、ルマオとの写真撮影を行い、収入を得ようと考える。商売は大成功し、アミンとルマオは、充実した日々を過ごす。だが、祖母は、人を騙すような真似をして金を稼ぐ二人のやり方を苦々しく感じていた。そんな中、アミンの元に、町に置いてきた恋人が現れる。アミンに、仕送りをし続けていた恋人がしびれを切らし、やってきたのだ。ルマオは、二人の激しい口論を背に帰路につく。迷った末、町に戻ることにしたアミンは、ルマオに別れを告げにやってくる。祖母は、アミンに、好きな人に泥玉をぶつけるという、ハニ族に伝わる愛の告白を教える。アミンが足を滑らせ田んぼに落ちたことから、いつしか泥だらけのはしゃぎあいになった二人。そして、アミンは、ルマオに泥玉をぶつける。だが、アミンが、町に帰る日は翌日に迫っていた。
「雲南の少女 ルオマの初恋」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「雲南の少女 ルオマの初恋」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 中国 |
製作年 | 2002 |
公開年月日 | 2007年6月16日 |
上映時間 | 90分 |
配給 | ワコー=グアバ・グアボ |
レイティング | |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
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2007年7月上旬号 | 劇場公開映画批評 雲南の少女 ルオマの初恋 |