解説
1980年代の末の中国山西省を背景に、少女と老人の交流を描く感動ドラマ。監督は本作がデビューとなる内モンゴル出身の女性ウーラン・ターナ。第23回中国電影金鶏奨新人監督賞を受賞した。少女役に、2000人の中からオーディションによって選ばれたチャン・イェン。中国映画史上最年少で第27回大衆電影百花奨主演女優賞を受賞した。
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「幸せの絆」のストーリー
1980年代の末、中国・山西省の山間にある芍薬(シャオヤオ)村に、突然少女が運び込まれてきた。村長は少女の引き取りを頼むにも、貧しい村民たちにはそんな余裕がなかった。ただ一人おじいさん(ティエン・チェンレン)が少女を哀れみ、家に連れ帰った。少女はおじいさんを見ておびえるが、やさしく語りかけるおじいさんに、その少女・小花(シャオフア/チャン・イェン)は身の上話を始めた。2歳で両親を亡くし、7歳になるまで村で祖母と暮らしていたが、半年前に祖母も亡くなってしまい、若夫婦に引き取られた。だが、すぐにその若夫婦に子供ができたために邪魔者扱いされ、それに耐えられずに逃げ出したというのだった。おじいさんは小花を家に置いて育てることを決める。小花も一生懸命、掃除や農作業を手伝うのだった。だが、そんな小花の態度が気に入らない、おじいさんの息子の妻・香草は小花を子供に恵まれない他の家に渡そうとする。一方、おじいさんは道先で小花を連れた香草を見つける。香草は小花を連れてしぶしぶ家に戻る。何度も繰り返される香草の仕打ちにめげず、小花は息子夫婦と仲良くなることを望み、怯えながらも好意を示していた。そんなけなげな姿を見たおじいさんは、以前よりも仕事の量を増やして小花を学校に行かせることを考える。実子、宝柱の反対にあうが、小花は念願の学校に通い出した。だが、学費を稼ごうと大雨の中でも必死に働いたことが祟り、おじいさんは倒れてしまう。あくる日、小花が夜遅くになっても帰ってこなかったので、おじいさんが怒って小花を問いただすと、香草のために不妊に効くといわれるイナゴをとっていたと打ち明ける。たくさんの瓶にぎっしりとつまったイナゴを見た香草は、これまでの自分の小花にしてきた惨い行いを悔やんでいた。そしてついに小花と老人に奇跡が起こる……。
「幸せの絆」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「幸せの絆」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 中国 |
製作年 | 2003 |
公開年月日 | 2007年7月21日 |
上映時間 | 89分 |
製作会社 | 山西電影製作所 |
配給 | フリーマン・オフィス |
レイティング | |
カラー/サイズ | カラー |