解説
アンデルセンの原作を元に、1957年に旧ソ連で制作されたアニメ映画。これまでも英語版を元にした日本語吹替版はテレビ放映などがあったが、本作はロシア語通訳・翻訳の児島宏子が全面的に翻訳を見直した新訳による字幕版であり、音楽、効果音もオリジナルのものである。監督は「黄金のかもしか」のレフ・アタマーノフ。
ユーザーレビュー
「雪の女王 新訳版」のストーリー
北の国にある古い小さな街。少年カイ(声:A.カマローワ)と少女ゲルダ(Y.ジェイモー)は幼なじみで、仲良く屋上の庭で一緒に過ごしたり、バラの花を贈りあう仲だった。ある冬の晩、2人は暖炉の前で、ゲルダの祖母から雪の女王の話を聞いていた。そのとき窓の外に雪の女王の気配がした。怖がっているゲルダに対しカイは、「雪の女王が入ってきたら、熱い暖炉に座らせる」と笑って言った。それを聞いて怒った雪の女王は、氷のかけらでカイの目と心に呪いをかける。その呪いとは、愚かなものだけを目にし、冷たい心になるというものだった。その日からカイは、人が変わったように意地悪になった。そしてある寒い日、雪の女王はカイを氷の宮殿に連れ去る。そこは愛や喜びや痛みと無縁で、平安と孤独に包まれた場所だった。女王はカイに、この場所こそすばらしい王国であり、幸福であると教える。冬が過ぎてもカイが戻ってこないので、ゲルダはカイを捜す旅に出ることを決意する。ゲルダは山賊に襲われ、その山賊の娘と出会う。娘は素行が乱暴で、動物たちを縄で縛りつけていた。しかしゲルダと出会い、彼女の一途な思いに触れると、心を入れ替える。
「雪の女王 新訳版」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「雪の女王 新訳版」のスペック
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2007年12月下旬号 | Kinejun front 1 「雪の女王〈新約版〉」 |