おいしいコーヒーの真実

おいしいこーひーのしんじつ Black Gold
上映日
2008年5月31日

製作国
イギリス アメリカ

制作年
2006
上映時間
78分

レーティング
一般映画
ジャンル
社会派

check解説

コーヒーが世界的に愛飲されている裏側で貧困に苦しんでいるコーヒー農家の姿を映し、公正な取引(フェアトレード)を求めるドキュメンタリー。監督は、本作が初の長編作品となるニック・フランシスとマーク・フランシス。サンダンス・フィルム・フェスティバル上映作品。
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ユーザーレビュー

「おいしいコーヒーの真実」のストーリー

コーヒーは世界で最も日常的な飲物。全世界での1日あたりの消費量は約20億杯にもなる。大手企業がコーヒー市場を支配し、石油に次ぐ取引規模を誇る国際商品にしている。私たちはおいしいコーヒーにお金を払い続けている。しかしその一方で、コーヒー農家に支払われる代価は低く、多くの農家が困窮し、農園を手放さなくてはならない状況にある。 このパラドックスが最もよく現われているのが、コーヒーの原産国のひとつ・エチオピアだ。その原因は、国際コーヒー協定の破綻による価格の大幅な落ち込み、貿易の不公正なシステムにある。一杯330円のトールサイズのコーヒーのうち、90%にあたる296円はカフェや小売業者・焙煎業者・輸入業者へ、7%にあたる23円は輸出業者・地元の貿易会社へ渡り、コーヒー農家へ支払われる金額は1~3%にあたるわずか3~9円だ。コーヒー農家農民たちは教育を受けることも、食べることもままならず、貧困にあえいでいる。エチオピアでは毎年700万人が緊急食糧援助を受けており、緊急支援に依存せざるを得ない状況にある。しかし、アフリカの輸出シェアが1パーセント増えれば年700億ドルを創出できる。この金額はアフリカ全体が現在受け取っている援助額の5倍に相当する。必要なのは援助ではなく、自立を支援するためのプログラムなのだ。エチオピアの74000人以上のコーヒー農家を束ねるオロミア州コーヒー農協連合会の代表タデッセ・メスケラは、農民たちが国際市場で高品質で取り引きされるコーヒー豆の収穫のために奮闘するかたわら、公正な取引(フェアトレード)を求めて世界中を飛び回る。コーヒー産業の実態を暴きながら、貧困に苦しむコーヒー農家の人々を救おうとするタデッセ。本作は、1杯のコーヒーを通して地球の裏側の人々の生活と世界の現実を描く。

「おいしいコーヒーの真実」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「おいしいコーヒーの真実」のスペック

基本情報
ジャンル 社会派
製作国 イギリス アメリカ
製作年 2006
公開年月日 2008年5月31日
上映時間 78分
配給 アップリンク
レイティング 一般映画
カラー/サイズ カラー
公式サイト http://www.uplink.co.jp/oishiicoffee/