雨に唄えば

あめにうたえば Singin' in the Rain
上映日
1953年4月1日

製作国
アメリカ

制作年
1952
上映時間
103分

レーティング
一般映画
ジャンル
ミュージカル

check解説

アーサー・フリードが「巴里のアメリカ人」に次いで製作したテクニカラーのミュージカル(1952年作品)で、製作のフリード、監督ならびに音楽場面振付けのジーン・ケリーとスタンリー・ドーネン、主題歌「雨に唄えば」に基づいてシナリオを書いたアドルフ・グリーンとベティ・カムデン、音楽監督のレニー・レイトン、撮影監督のハロルド・ロッソンらは、すべて「踊る大紐育」と同じスタッフである。歌曲の大部分は作詞が製作者フリード、作曲ネイシオ・H・ブラウンによる。出演者はジーン・ケリーをめぐって新進デビー・レイノルズ、ヴォードヴィル出身のドナルド・オコナー、「アパッチ族の最後」のジーン・ヘイゲン、「拳銃王」のミラード・ミッチェル、「闘牛の女王」のシド・チャリシー、「銃の後に立つ男」のダグラス・フォーリーら。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
  • 【UHD BD+BD】雨に唄えば 日本語吹替音声追加収録版 <4K ULTRA HD & ブルーレイセット>

  • 【DVD】雨に唄えば

  • 【DVD】雨に唄えば

  • 【DVD】雨に唄えば

  • 【DVD】雨に唄えば

TVで観る

この作品のレビュー

ユーザーレビュー

「雨に唄えば」のストーリー

ドン・ロックウッド(ジーン・ケリー)とコスモ・ブラウン(ドナルド・オコナー)の2人はヴォードヴィルの人気者、切っても切れぬ仲の良い友達同志だった。1920年代、2人はハリウッドにやって来て、インペリアル撮影所で仕事をみつけた。そのうちドンは西部劇でスタント・マンになり、俳優として契約され、調子よくサイレント映画のスターになることが出来た。彼の相手役リナ(ジーン・ヘイゲン)は、美人だが少々ぬけた女、そのくせお高くとまっていて、ドンは好きになれなかったのだが、彼女は自分からドンの恋人だと決めてかかっていた。だからドンが若くて歌も踊りもうまいケーシー(デビー・レイノルズ)と恋仲になったとき、リナはナイトクラブに職をもっていたケーシーをクビにさせてしまった。ドンの悲しみをよそにケーシーは町を去り姿を消してしまった。そのころ最初のトーキー映画「ジャズ・シンガー」が世に出て大当たりをとった。インペリアル撮影所のボス、R・F・シンプソンもドンとリナの新しい主演映画「決闘の騎士」をトーキーで作ることにきめた。その撮影中、ケーシーはやはり同じ撮影所で製作中のミュージカルに端役で出演していた。再会したドンとケーシーはたちまち仲なおりした。「決闘の騎士」の記者会見は大へん不評だった。リナの声が魅力なく鼻にかかったものだったので。コスモの発案でリナの声をケーシーの声にダビングして吹きかえた。映画は「踊る騎士」と改題され素晴らしい好評を博した。リナは何とか名声を維持しようと、シンプソンにケーシーを自分の影の声としてこれからも使うように頼みこんだ。ドンはコスモやシンプソンと力をあわせ、リナの声が偽りものであることを一般にあばいた。リナは失脚し、かわってケーシーが新しいスターとして迎えられた。ドンとケーシーが結ばれたことはもちろんである。

「雨に唄えば」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「雨に唄えば」のスペック

基本情報
ジャンル ミュージカル
製作国 アメリカ
製作年 1952
公開年月日 1953年4月1日
上映時間 103分
製作会社 M・G・M映画
レイティング 一般映画
カラー/サイズ カラー
音量 モノラル

関連するキネマ旬報の記事

関連記事一覧
2025年3月号 COMING Old Pictures 旧作紹介 「雨に唄えば」
2021年7月下旬号 シネマ徒然草 第572回 「雨に唄えば」よもやま噺の巻
2010年4月下旬号 午前十時の映画祭 「雨に唄えば」「鉄道員」
1953年2月下旬号 試写室より 雨に唄えば
外国映画紹介 雨に唄えば
1953年3月下旬号 グラフィック 雨に唄えば
1953年5月下旬号 外国映画批評 雨に唄えば
1999年4月上旬春の特別号 これもまた別の話 和田誠×三谷幸喜 「雨に唄えば」(前編)
1999年4月下旬号 これもまた別の話 最終回 和田誠×三谷幸喜 「雨に唄えば」(後編)