解説
「無宿者」のゲイリー・クーパーが主演する西部劇で、「白熱(1949)」のルイス・エデルマン製作になる1952年度作品。スローン・ニブレーの小説を「勇者のみ」のチャールズ・マーキス・ウォーレンと「タルファ駐屯兵」のフランク・デイヴィスが共同で脚色し、「肉の蝋人形(1953)」のアンドレ・ド・トスが監督した。ワーナーカラー色彩の撮影はベテランのエドウィン・B・デュパー、音楽は「壮烈第七騎兵隊」のマックス・スタイナー。共演者は「月下の銃声」のフィリス・サクスター、「トマホーク渓谷の待伏せ」のデイヴィッド・ブライアン、「大編隊」のポール・ケリー、「二十日鼠と人間」のロン・チャニー、「銃の後に立つ男」のフィリップ・ケイリー、ジェイムズ・ミリカン「平原の勇者」、グィン・ウィリアムスら。
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「スプリングフィールド銃」のストーリー
南北戦争末期。北軍が春の攻勢のために買い入れる馬は、運搬の途中必ず南軍に奪われた。レクス・カーニー少佐(ゲイリー・クーパー)の運搬した馬群も例外ではなく、南軍の手先らしい者に狙われた。少佐は直ちに馬を捨てて退却を命じたが、それを卑怯と見た部下テニック大尉(ポール・ケイリー)の要求で、軍法会議にかけられることになった。ハドスン中佐に対するカーニーの正しい報告も信じられず、彼は軍籍を剥奪されて追放された。ハドスン中佐と牧場主マックール(デイヴィッド・ブライアン)との間に商談の成立した馬群を今度はテニックが運搬することになったがこれも失敗した。カーニーの妻エリン(フィリス・サクスター)は東部から彼を迎えにきたが、実は軍籍剥奪と見せて北軍側のスパイ活動に入ったカーニーは妻の申し出を断り、マックールの手下をだまして反逆者の一味に加わった。カーニーの情報を得たテニックはマックールを殺し、彼自身も死んだ。ハドスン中佐がマックール牧場にカーニーを訪れたことから彼がスパイであることを知ったカーニーは、ハドスンの正体を北軍に伝えたが、カーニーの仕事を妻の口裏から知ったハドスンは、彼にぬれぎぬを着せて死刑にしようとした。しかし処刑場から逃亡したカーニーは、部下を集めてことこれまでと悪の一味に戻るハドスンを追い、新型のスプリングフィールド銃を使用して敵をセン滅し、ハドスンを捕らえた。その功により彼は新設された陸軍情報局の局長に任命された。
「スプリングフィールド銃」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「スプリングフィールド銃」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 西部劇 |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1952 |
公開年月日 | 1953年9月12日 |
製作会社 | WB映画 |
配給 | ワーナー・ブラザース日本支社 |
レイティング | |
カラー/サイズ | カラー |
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