解説
劇作家ガーソン・カニンの舞台劇を自身が脚色し、テレビ演出家のロバート・マリガンが監督したニューヨークの若い男女の生活を描いたドラマ。撮影は「北北西に進路を取れ」のロバート・バークス、音楽をエルマー・バーンスティンが担当。出演は「奥様ごめんなさい」のトニー・カーティス、「ひとこと云って」のデビー・レイノルズ、ジャック・オーキーら。製作。ウィリアム・パールバーグ、ジョージ・シートン。
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「ねずみの競争」のストーリー
ピート・ハモンド(トニー・カーティス)は楽士だ。野心にもえてニューヨークへ出てきた。仕事を探す楽士の集まるマックのバーで、マック(ジャック・オーキー)に下安宿を紹介してもらった。部屋はペギー・ブラウン(デビー・レイノルズ)が借りていたものだった。部屋代が払えず、おかみのソーダ(ケイ・メドフォード)に追い出されたのだ。ピートはペギーに同情し、部屋の共用を提案した。カーテンで仕切って半分ずつ使う生活は最初はうまくいった。そのうち、ペギーを怪しげな男が訪ねてきたり、いかがわしいダンスホールの経営者ネリーから妙な電話がかかってきたりしだした。ペギーは、ネリーのダンスホールでホステスとして働きながら、パーティにアルバイトに出かけていた。ネリーがこれを知って強迫していたのだ。ピートにようやくチャンスがやってきた。6ヵ月の南米巡業のバンドに口がかかったのだ。が、楽器を盗まれ、このチャンスもふいになりそうだった。ペギーが気の毒に思い、サキソフォーンを買うお金をネリーから借りて、ピートに与えた。ピートは南米へ発った。ペギーはネリーにしつこくつきまとわれた。ペギーには金を借りてる弱味があったが、なんとかネリーの要求をはねつけてきた。ピートが巡業を終えて帰ってきた。下宿には、ネリーが子分を連れて押しかけてきていた。ペギーはナイフを突きつけられて、金を返せないなら体で払えと強迫された。ピートは6ヵ月かかってかせいだ金を叩きつけて、ネリーを追いはらった。ペギーは部屋を出ていくといった。ピートは引きとめた。2人は愛し合っていることを悟ったのだ。マックのバーを訪れた。彼もソーダと一緒に生きる決心をしたところだった。
「ねずみの競争」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ねずみの競争」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1960 |
公開年月日 | 1960年8月5日 |
製作会社 | パラマウント映画(パールバーグ=シートン・プロ) |
配給 | パラマウント |
レイティング | |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
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