解説
テレビ作家として知られるホートン・フートの戯曲「旅する女」を彼自身が脚色、「マンハッタン物語」のロバート・マリガンが演出した人生ドラマ。撮影は「おかしな、おかしな、おかしな世界」のアーネスト・ラズロ、音楽は「マンハッタン物語」のエルマー・バーンスタイン。マックィーンの歌の作曲はアーネスト・シェルドンが担当した。出演は「絶対の危機」のスティーヴ・マックィーン、「酒とバラの日々」のリー・レミック、「地獄道28」のドン・マレイ、新人子役のキンバリー・ブロック、ジョセフィン・ハッチンソン、ポール・フィックス、チャールズ・ワッツなど。製作はアラン・J・パクラ。
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「ハイウェイ」のストーリー
テキサスの小さな町にジョージェット(リー・レミック)が娘のマーガレット(キンバリー・ブロック)をつれてやってきた。仮出所する夫ヘンリー(スティーヴ・マックィーン)をむかえにきたのだ。見ず知らずの町で途方に暮れている彼女に、親切にしてくれたのは若い保安官補スリムだった。ヘンリーは仮出所すると、妻のところへは帰らずヘンリーがまだ少年の頃、彼を引き取って育ててくれた、後見人のケイト夫人のところへ行った。病床の夫人はヘンリーに雑役の仕事をさがしてくれたが、彼は歌うことが無性に好きだった。そして歌はいつも彼の夢だったのだ。スリムの案内で訪ねてきた妻と初めてみる娘に会った時、自分に対する妻の献身を理解することはできても、夫や父としての義務を果すのには気がすすまなかった。しかし3人は、ハイウェイ近くに小さな家を借り妻はウェイトレスに、ヘンリーは酒場の歌手としての新生活が始まった。歌手として成功すれば、家族の皆が幸福になれるだろうとヘンリーの明日にかける希望は強まっていった。ところがある夜、彼は客と喧嘩し、ふくろだたきにあってしまった。そして数日後ケイト夫人が死んだ。彼女はヘンリーの後見人ではあったが、この世でいちばんの苦手でもあった。遺産が、ヘンリーの手に入らないと知った時、彼は判事を罵倒した。それからのヘンリーは酒を飲んで暴れまわるばかりか、夫人の墓地をあばこうとさえした。駈けつけたスリムと争っている姿をみてジョージェットは気を失った。ヘンリーは再び捕えられた。別れの日、ジョージェットは「娘のために好きな歌をうたってほしい」と懇願したが彼は逃げ出し、ハイウェイを夢中で走った。ハイウェイの別れ道、スリムと母娘を乗せた車がヘンリーの護送車とすれ違った。
「ハイウェイ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ハイウェイ」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1964 |
公開年月日 | 1965年1月30日 |
製作会社 | パーク・プレイス=ソーラ・プロ共同映画 |
配給 | コロムビア |
レイティング | |
アスペクト比 | スタンダード(1:1.37) |
カラー/サイズ | モノクロ/スタンダード |
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