解説
1953年に発表された小説『ジャンキー』で自らの体験に基づく麻薬中毒者の切迫した感覚世界を描いたウィリアム・S・バロウズのドキュメンタリー。製作はハワード・ブルックナーとアラン・イェントブ、監督はハワード・ブルックナー、撮影はトム・ディチロ、リチャード・L・キャンプ、ジェイムズ・リボヴッツ、ハワード・ブルックナー、キャシー・ドロシー、ラリー・シューが担当。出演はウィリアム・S・バロウズ、アレン・ギンズバーグ、フランシス・ベーコンほか。2025年5月9日よりリバイバル上映(配給:コピアポア・フィルム)。
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「バロウズ」のストーリー
70歳の誕生日を迎えたバロウズは幼少の時から波乱に富んだ生活を送っている。1914年、セントルイスに生まれたバロウズは、子ども心に作家になりたいと思い、タンジールでハシシをやり、メイフェアでコカインをやり、そんな破滅的な生活に魅力を感じていた。彼は語る。「子どもの頃、暗闇が怖かった。特に夜1人でいるのが怖くて、誰かといたかった。15歳の時、療養のためロス・アラモス・ランチ校へ入った。のちに原爆がつくられたところだ。そこでボーイスカウトされ、同窓のある少年に恋をした。ハーバード卒業後、6カ月ウィーンで医学の勉強をした。戦争がはじまった時だ。軍隊は6カ月で除隊となった」「作家にならなかったら医者になっていた」……さらに映画は、ドラッグとのかかわり、女たちをくどく方法や、アレン・ギンズバーグ、テリー・サウザンが語るバロウズ論、さらに38口径の安物の銃で起こした事件やメキシコで書いた小説「ジャンキー」のことなどバロウズの周辺を細かく探ってゆく。
「バロウズ」の映像
「バロウズ」の写真
「バロウズ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「バロウズ」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 伝記 |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1984 |
公開年月日 | 1987年1月24日 |
上映時間 | 90分 |
製作会社 | ハワード・ブルックナー/アラン・イエントフ作品 |
配給 | ネットワーク |
アスペクト比 | 1:1.33 |
カラー/サイズ | カラー/スタンダード |
音量 | モノラル |
公式サイト | https://burroughsthemovie.jp/ |
コピーライト | (C) 1983 Citifilmworks / (C) 2013 Pinball London Ltd. All rights reserved. |
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