サクロモンテの丘 ロマの洞窟フラメンコ
さくらもんてのおかろまのどうくつふらめんこ- 上映日
- 2017年2月18日
- 製作国
- スペイン
- 制作年
- 2014
- 上映時間
- 94分
- レーティング
- 一般映画
解説
多くのフラメンコアーティストを輩出してきたスペイン・サクロモンテ地区のコミュニティに焦点をあてたドキュメンタリー。迫害から逃れたロマたちが暮らしたサクロモンテの洞窟で受け継がれてきた独自文化の歴史を、アーティストたちの証言を交えながら辿る。力強い踊りや歌、詩の朗読を織り込み、世界的に重要なフラメンコ・コミュニティに脈々と続く魂に触れる。監督は「デリリオ-歓喜のサルサ-」(第11回ラテンビート映画祭にて上映)を手がけた、グラナダ出身のチュス・グティエレス。
この作品のレビュー
ユーザーレビュー
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ミャーノフ大佐
フラメンコの映画を最初に見たのはフェルナンド・E・ソラナスの「タンゴ ガルデルの亡命」だった。1993年に見ているから2番館か3番館で見たと思う。「タンゴ ガルデルの亡命」は公開時に結構評判になっていた記憶がある。その後1995年にカルロス・サウラの「フラメンコ」を見た。このカルロス・サウラの「フラメンコ」がすごくて、それ以来フラメンコが好きになっている。
この映画も全編フラメンコのダンスと、歌と、ギターでそれだけで大満足の映画だ。それ以上はない。欠点を言うとすれば、ダンスシーンでカメラカット変えないで。ずっと踊りを写していてほしかった。それと、途中でカットして、別のシーンになるところも不満。ただ、見ているだけで興奮してくる。K-POPダンスなんかより桁違いに素晴らしいから。日本人にもフラメンコの迫力を知ってほしいなあ。
「サクロモンテの丘 ロマの洞窟フラメンコ」のストーリー
スペインのアンダルシア地方グラナダ県にあるサクロモンテ地区。かつて少数民族ロマたちが迫害を逃れ暮らした洞窟が、この地にある。ロマたちは独自文化を形成し、洞窟フラメンコが誕生。力強く情熱的な踊りや歌は世界を熱狂させ多くのアーティストを輩出したこの地は、フラメンコの聖地と言われている。隆盛を誇ったものの、1963年に大洪水に見舞われサクロモンテは崩壊、人々は住む場所を追われた。この世界的に重要なフラメンコ・コミュニティのアーティストたちの証言やパフォーマンスを通し、代々受け継がれてきた、大地に根付く魂に迫る。
「サクロモンテの丘 ロマの洞窟フラメンコ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「サクロモンテの丘 ロマの洞窟フラメンコ」のスペック
基本情報 | |
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製作国 | スペイン |
製作年 | 2014 |
公開年月日 | 2017年2月18日 |
上映時間 | 94分 |
配給 | アップリンク(提供:アップリンク=ピカフィルム) |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | 16:9 |
カラー/サイズ | カラー |
音量 | ステレオ |
公式サイト | http://www.uplink.co.jp/sacromonte/ |
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