解説
旧東ドイツ出身の監督・作家トーマス・ハイゼが1984年に制作、体制にとってふさわしくないとみなされドイツ再統一後の1991年まで上映禁止されていたドキュメンタリー。区役所の職員や区役所に訪れる人など、社会主義国家を生きる市井の人々の生活感を捉える。2021年4月3日に開催された『トーマス・ハイゼ レトロスペクティブ』にて日本初上映。2021年6月19日より大阪にて、同年7月3日より東京にて劇場公開。
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「家(1984)」のストーリー
ドイツ民主共和国の首都ベルリンのアレクサンダー広場にある区役所には、さまざまな人々が仕事や生活の相談をしに訪れる。ある華奢な女性に、太った男性職員が「ライプツィヒの高学歴の学者と結婚しろ」と茶化す。そこへ「ジョークだね。自分たちの人生は自分で決める」と字幕が入る。リアルな対話を多面的に提示している。生活に困窮する若者に、自由ドイツ労働総同盟に参加することだけを勧める大人の怠惰な様子、若者の不満のはけ口として親身になれる人や行政サービスがある社会、国家評議会議長ホーネッカーの写真が貼られた結婚式場など、社会主義国家の市井の人々の生活感を克明に捉える。
「家(1984)」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「家(1984)」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 社会派 |
製作国 | 東ドイツ |
製作年 | 1984 |
公開年月日 | 2021年7月3日 |
上映時間 | 56分 |
製作会社 | Staatliche Filmdokumentation beim Staatlichen Filmarchiv der DDR. |
配給 | サニーフィルム |
アスペクト比 | スタンダード(1:1.37) |
カラー/サイズ | モノクロ/スタンダ-ド |
音量 | モノラル |
公式サイト | https://www.sunny-film.com/100years-retrospective |
コピーライト | (C)Thomas Heise |