解説
ロケット・パイロットを主人公にした航空映画。「戦略空軍命令」など航空映画専門のバーン・レイ・ジュニアの書下ろし脚本を「悪い種子」のマーヴィン・ルロイが製作・監督、同じくハロルド・ロッソンが撮影を担当した。音楽はポール・バロン。主演は「ピクニック」のウィリアム・ホールデン、「恐怖の土曜日」のヴァージニア・リース、「サンチャゴ」のロイド・ノーラン、ほかに「トコリの橋」のチャールズ・マッグロー、ナンシイ・ケリイ(「悪い種子」)の実妹キャロル・ケリイなど。
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「ロケットパイロット」のストーリー
朝鮮戦争で共産軍の捕虜となり、国連軍が細菌戦を行ったとの虚偽の証言をさせられたリンカーン・ボンド少佐(ウィリアム・ホールデン)は、旧友マッキイ大佐の助言で、テスト・パイロットとして再起しようとエドワーズ基地にきた。しかし基地司令官バナー少将(ロイド・ノーラン)は、挑戦の一件からボンドの申し出を断った。ボンドは司令官の秘書コニイ(ヴァージニア・リース)と再会した。2人は相愛の仲だったが、ボンドは過去の不名誉を恥じ、わざと彼女を避けていた。その夜ボンドはレストランに行ったが、そこにバナー少将と踊るコニイを見た。彼は勇敢に割り込み、コニイの変わらぬ愛を確かめた。翌日、ボンドは再び少将に嘆願、遂にテスト・パイロットの許可を得た。2ヵ月の訓練後、ボンドはXF120機の試験飛行をやったが右翼に欠陥を発見、同機の製造中止を上申した。早速、製作会社の技師が呼出されたが、技師の巧みな説明に、ボンドは自信を失った。だが、やがて友人のクレイヴン少佐の操縦するXF120が大破、少佐が惨死してボンドの上申が正しかったことが分かった。ボンドはベルX12号ロケット機の試験飛行をマッキイ大佐とやることになった。X12号機はB50爆撃機に吊り下げられ空中発進するものだが、1回目は成功、2度目は火を発し墜落するという結果だった。2人は辛うじて脱出した。やがてX2号機は改修され、バナー少佐がテストするというのをボンドが実験台の役を買って出た。彼はB50から射出されるや垂直に上昇、9万5千呎に達した。が、このとき機は故障、ボンドは落下傘で降りたものの腰部を負傷した。しかし彼は今こそ不名誉を挽回、コニイとも晴れて一緒になれることになった。
「ロケットパイロット」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ロケットパイロット」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 戦争 |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1957 |
公開年月日 | 1957年4月19日 |
製作会社 | W・B映画 |
配給 | ワーナー・ブラザース |
レイティング | |
カラー/サイズ | カラー |
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