アレック・ギネス

  • 生年月日:1914年4月2日
  • 没年月日:2000年8月5日

略歴 / Brief history

イギリス・ロンドン生まれ。学生時代より演劇に興味を持ち、卒業後演劇学校に入って演技を学び、34年に舞台デビュー。ジョン・ギールガッドに認められ、彼の劇団に属しながら活動。第2次世界大戦中は海軍に従軍。戦後の46年「大いなる遺産」で本格的に映画デビュー。メイクも含めて素顔がわからないほどに徹底した役作りが評判となり、57年のデヴィッド・リーン監督作品「戦場にかける橋」でアカデミー賞主演男優賞を受賞。以後も「アラビアのロレンス」(62)などリーン作品に欠かせない存在となる。77年より「スター・ウォーズ」シリーズに出演し、若い映画ファンの支持も得た。80年にはアカデミー賞名誉賞を受賞。

アレック・ギネスの関連作品 / Related Work

作品情報を見る

  • スター・ウォーズ 帝国の逆襲 特別篇

    制作年: 1997
    遠い昔はるか銀河系の彼方での正義と悪の攻防を描いたファンタジー・ロマンの第2作(エピソード第5話)。ルーク・スカイウォーカーが、ジェダイマスター・ヨーダのもとでジェダイ騎士の修業を積み、ダース・ヴェーダーとの宿命の対決に臨むまでが描かれる。監督は「ロボコップ2」のアーヴィン・カーシュナー、製作は「ダーク・クリスタル」のゲイリー・カーツ、製作総指揮は「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」のジョージ・ルーカス、脚本はルーカスの原案を「ロング・グッドバイ」のリー・ブラケット、「ワイアット・アープ」などの監督として知られるローレンス・カスダンが共同で執筆。撮影は「マーズ・アタック!」のピーター・シャシツキー、美術は「ミッション:インポッシブル」のノーマン・レイノルズ、編集は同作のポール・ハーシュ。衣裳はジョン・モロ。出演は前回のハミル、フォード、フィッシャー、ギネスに加えて「バットマン」(89)のビリー・ディー・ウィリアムスが加わっている。本特別篇での主な改定点は、氷の惑星ホスに棲息する巨獣ワンパを撮り直し、クラウド・シティの景観を合成して、屋外のシーンを多く見せるようにしたほか、エクゼクターに接近するシャトルの到着シーンを加えた。
  • スター・ウォーズ 特別篇

    制作年: 1997
    遠い昔はるか銀河系の彼方での正義と悪の攻防を描いたファンタジー・ロマンの第1作(エピソード第4話)。三部作を通じての主人公、ルーク・スカイウォーカーが同盟軍のリーダー、レイア姫に出会い、銀河帝国の圧政に立ち向かう戦士になるまでが描かれる。監督・脚本は「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」の製作総指揮、ジョージ・ルーカス。今回の特別篇で初めて「製作総指揮」ともクレジットされた。製作は「ダーク・クリスタル」のゲイリー・カーツ。撮影は「フラッシュ・ゴードン」のギルバート・テイラー。音楽は「ロスト・ワールド ジュラシック・パーク」のジョン・ウィリアムス、美術は「スーパーマン」のジョン・バリー、編集は「ミッション:インポッシブル」のポール・ハーシュ、「アメリカン・グラフィティ」のマーシャ・ルーカス、リチャード・チュウの共同。衣裳は「バリー・リンドン」のジョン・モロ。主演は「光る眼」のマーク・ハミル。共演は「エアフォース・ワン」のハリソン・フォード、「マイ・ライフ」のキャリー・フィッシャー、「ミュート・ウィットネス」(カメオ出演)のアレック・ギネスほか。なお、特別篇での主な改定点は、惑星タトゥーインの砂漠を歩くサンドトルーパーの使う乗用動物デューバックの歩行をスムーズに見せた。モス・アイズリーの街並みの景観を大きく見せるためデジタルマットアートで描き直し、ロボットや動物などをCGで描き加えた。94ベイで、「ジェダイの復讐」で初めて姿を見せていたジャバ・ザ・ハットをCGで描き込み、30年前のハン・ソロ(ハリソン・フォード)の実写と合成した。酒場シーンのエイリアンの変更、宇宙戦闘シーンでの戦闘機の動きの改訂など。
  • スター・ウォーズ ジェダイの復讐 特別篇

    制作年: 1997
    遠い昔はるか銀河系の彼方での正義と悪の攻防を描いたファンタジー・ロマンの第3作(エピソード第6話)。ルーク・スカイウォーカーと銀河帝国皇帝との対決、ルークの父ダース・ヴェーダーがその死とともにジェダイ騎士アナキンへの復帰、そして同盟軍の勝利までが描かれる。監督は「白と黒のナイフ」のリチャード・マーカンド(1987年死去)。製作は「デモリションマン」のハワード・カザンジャン、脚本はルーカス(原案も)と「ワイアット・アープ」などの監督としても知られるローレンス・カスダンが前作に続き共同で執筆。撮影は「ステッピング・アウト」のアラン・ヒューム、美術は「ミッション:インポッシブル」のノーマン・レイノルズ、編集はショーン・バートン、マーシャ・ルーカス、ドゥウェイン・ダンハムの共同。衣裳はアギー・ジェラルド・ロジャース、ニーロ・ローディス=ジャミロの共同。出演は前回のハミル、フォード、フィッシャー、ギネス、ディー・ウィリアムスと「帝国の逆襲」のメンバー中心だが、本作のみダース・ヴェイダーの声として「リチャードを探して」のジェームズ・アール・ジョーンズが初めてクレジットされている(前2作までは本人が表記を拒否していたという)。特別篇での主な改定点は、ジャバ宮殿での音楽とダンス・シーンをダンサー、ミュージシャンを追加撮影。また、砂漠シーンでのアリジゴクのような怪物サルラックをCG化、砂漠でのバンサの群の渡り、エンディングでの銀河各地での祝祭シーンを挿入。
  • ミュート・ウィットネス

    制作年: 1994
    殺人現場を目撃した口のきけない女性が組織犯罪に巻き込まれるサスペンス。実際の撮影所(モスフィルム・スタジオ)を使ってロシア・ロケされた。監督・脚本はCMディレクター出身のイギリス映画界の新鋭、アンソニー・ウォラーで、本作が映画デビュー作。製作はアレクサンダー・ブックマン、ノルバート・ソエントゲン、監督のウォラー、エグゼクティヴ・プロデューサーはリチャード・クラウス、共同製作はグレゴリー・リアツスキー、アレキサンダー・アタネスジャン、撮影はエゴン・ウェルディン、音楽はウィルバート・ヒルシュ、美術はバーバラ・ベッカー、美術デザインはマシアス・カメルマイアー、編集はピーター・アダムがそれぞれ担当。主演はヒロインにロシアの人気女優マリーナ・スディナ。共演は「ノスタルジア」などの名優オレグ・ヤンコフスキーほか。「スター・ウォーズ」などの英国演劇界の重鎮、アレック・ギネスが特別出演。
  • KAFKA 迷宮の悪夢

    制作年: 1991
    第一次大戦後のプラハで『変身』を執筆中の作家フランツ・カフカが、その小説世界を思わせる悪夢的な迷宮世界に巻きこまれてゆくドイツ表現主義的SFホラー。監督・編集は「セックスと嘘とビデオテープ」のスティーヴン・ソダーバーグ、脚本は、「ハード・ウェイ」のレム・ドブス、撮影は「セックスと嘘とビデオテープ」のウォルト・ロイド、製作はスチュアート・コーンフェルドとハリー・ベン、エグゼクティヴ・プロデューサーはポール・ラッサムとマーク・ジョンソン、音楽はクリフ・マルティネスが担当。
    87
  • ハンドフル・オブ・ダスト

    制作年: 1988
    イヴリン・ウォーの原作を基に、ひとりの男性によって大きく変化するある夫婦の姿を、30年代のイギリスと南米のジャングルを舞台に描く。エグゼキュティヴ・プロデューサーはジェフリー・テイラーとケント・ウォーウィン、製作はデレック・グレンジャー、監督・脚本は「アリア」のチャールズ・スターリッジ、共同脚本はティム・サリヴァンとデレック・グレンジャー、撮影はピーター・ハナン、音楽はジョージ・フェントンが担当。出演はジェームズ・ウィルビィ、クリスティン・スコット・トーマスほか。