浅利陽介 アサリヨウスケ

  • 出身地:東京都
  • 生年月日:1987/08/14

略歴 / Brief history

東京都の生まれ。幼時から劇団東俳に所属し、1991年にCMでデビュー。以降も子役として、NHK大河ドラマ『秀吉』96、『元禄繚乱』99などに出演後、NHK連続テレビ小説『あすか』99でヒロインの相手役・藤木直人の少年時代を、日本テレビ『永遠の仔』00で母親から虐待を受けた青年役・椎名桔平の少年時代の壮絶な過去を、NHK大河ドラマ『北条時宗』01では時宗の少年期とその孫・高時の二役を好演する。同じ役を演じる年長の俳優に的確なバトンを渡すと同時に、プレッシャーをも与える名子役として活躍。そして、TBSの人気シリーズ『キッズ・ウォー3』01の、ワルぶるが弟想いの赤髪少年役で注目を集める。その後は子役から若手俳優へと順調に転じ、NHK『新選組!』04、TBS『タイガー&ドラゴン』05、フジテレビ『僕の歩く道』06などのドラマでキャリアを重ね、08年はTBS『ROOKIES』、フジテレビ『コード・ブルー/ドクターヘリ緊急救命』と、話題作に立て続けに出演した。映画も、2002年の佐藤敏宏監督「今昔伝奇・剣地獄」で初出演。主人公・中村獅童の青春時代に潤いを与えた土井裕泰監督「いま、会いにゆきます」04などを経て、浅利自身念願だったという山崎貴監督「ALWAYS/続・三丁目の夕日」07に出演する。翌08年は、北村拓司監督「ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ」で、口ばかりで何も達成できない今どきの高校生役、本田隆一監督「GSワンダーランド」では王子様ルックに身を包む“ザ・タイツメン”のメンバー、瀧本智行監督「イキガミ」では死亡予告証を受け取るや、いじめた相手に復讐する青年の切ない狂気を鮮烈に演じるなど、それぞれに印象的な出演作が相次いだ。その後も、カメラマンの加藤雄大が初監督をつとめた「手のひらの幸せ」10で映画初主演し、養父母の愛に支えられつつ生き別れた兄を慕う弟を好演。同年の下村優監督「パートナーズ」では、盲導犬訓練士となることに生きがいを見出す若者の成長を丹念に演じた。翌11年、再び下村監督と組んだBSフジ『ひとりじゃない』で連続ドラマ初主演をつとめ、事故で四肢麻痺となった青年の絶望に射し込む希望を見事に体現した。

浅利陽介の関連作品 / Related Work

作品情報を見る

  • 鬼平犯科帳 血闘

    制作年: 2024
    池波正太郎の時代小説『鬼平犯科帳』を十代目松本幸四郎主演でドラマおよび映画化する『鬼平犯科帳』SEASON1の劇場版。平蔵が居酒屋の主と盗賊の顔を持つ鷺原の九平を探していることを知ったおまさも九平を探すうちに、凶賊・網切の甚五郎の企みを知り……。監督は、北大路欣也版『剣客商売』シリーズや『三屋清左衛門残日録』シリーズなど数々の時代劇を手がけてきた山下智彦。盗賊から“鬼平”と恐れられる火付盗賊改方長官・長谷川平蔵を十代目松本幸四郎が、若き日の鬼平を十代目松本幸四郎の実子である八代目市川染五郎が演じるほか、中井貴一、柄本明ら豪華キャストが揃う。
  • おまえの罪を自白しろ

    制作年: 2023
    真保裕一の同名小説を映画化したタイムリミットサスペンス。国会議員・宇田清治郎の孫娘誘拐事件が発生。犯人は、“明日午後5時までに記者会見を開き、おまえの罪を自白しろ”と要求してくる。清治郎の秘書を務める息子・晄司は事件解決に奔走するが……。出演は「ラーゲリより愛を込めて」の中島健人、「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」の堤真一。監督は「アイ・アム まきもと」の水田伸生。
    60
  • 親のお金は誰のもの 法定相続人

    制作年: 2022
    三重県伊勢志摩を舞台に相続に向き合う家族を描いた、「天外者」の田中光敏監督によるハートフルコメディ。母が亡くなり、認知症の疑いのある父の成年後見人として弁護士の龍之介が現れ、大亀家が揺らぐ中、時価6憶円という伝説の真珠を巡り争奪戦が起きる。真珠の養殖業を営む父と確執のある三女・大亀遥海を比嘉愛未が、遥海の父の成年後見人として大亀家に関わる弁護士・城島龍之介を三浦翔平が演じるほか、三浦友和、石野真子らが出演。2000年にスタートした成年後見制度の問題に触れながら、家族の物語を紡ぐ。
    100
  • ゲキ×シネ「狐晴明九尾狩」

    制作年: 2022
    “劇団☆新感線”の人気舞台公演を映画館で上映する“ゲキ×シネ”に、2021年に上演した中村倫也主演の伝奇時代劇『狐晴明九尾狩』がラインナップ。平安時代中期。宮廷に仕える陰陽師・安倍晴明が、大陸から渡ってきた九尾の妖狐と死闘を繰り広げる。共演は「ハケンアニメ!」の吉岡里帆、「ウェディング・ハイ」の向井理。
  • ウェディング・ハイ

    制作年: 2022
    笑いの鬼才・バカリズムによる脚本を、「勝手にふるえてろ」の大九明子監督が篠原涼子主演で映画化。ウェディングプランナーの中越に支えられ、ようやく結婚式当日を迎えることができた石川彰人と新田遥。だが、式に人生を懸けていたのは2人だけではなかった。共演は「ファーストラヴ」の中村倫也、「コンフィデンスマンJP」シリーズの関水渚。
  • 奥様は、取り扱い注意

    制作年: 2020
    2017年に放送されたドラマ『奥様は、取扱注意』の劇場版。元特殊工作員の専業主婦・菜美と、菜美の夫で、実は彼女を監視する公安警察の勇輝。ある出来事がきっかけで菜美が記憶喪失になると、二人は名前を変え、地方都市・珠海市で新生活を始めるが……。出演は、「今夜、ロマンス劇場で」の綾瀬はるか、「空母いぶき」の西島秀俊。監督は、「カイジ ファイナルゲーム」の佐藤東弥。
    80