岡田将生 オカダマサキ

  • 出身地:東京都渋谷区
  • 生年月日:1989/08/15

略歴 / Brief history

東京都渋谷区の生まれ。中学2年生の時に原宿でスカウトされ、高校進学後の2006年に日本工学院専門学校のCMで芸能界デビュー。同年のTBS『東京少女』でテレビドラマに初出演し、翌07年の中村義洋監督「アヒルと鴨のコインロッカー」で映画デビューも飾る。この年は、山本敦弘監督「天然コケッコー」でも夏帆演じるヒロインの相手役として、東京から全校生徒6名の田舎の分校に転校して来たクールな少年・大沢広海を爽やかに演じ、注目を浴びた。その後も、中原俊監督「魔法遣いに大切なこと」08などに出演したのち、09年には、失恋がきっかけでハワイ島のホノカアに渡り、映写技師として働く大学生の成長を描いた真田敦監督「ホノカアボーイ」で映画初主演。さらに、東京の大学に進学することを彼女に言い出せず悩む高校生役を繊細に演じた北川悦吏子監督「ハルフウェイ」、伊坂幸太郎原作、森淳一監督の「重力ピエロ」、井上真央演じる幼なじみとの初恋を貫く少年を演じた新城毅彦監督「僕の初恋をキミに捧ぐ」と、この年に出演した4本の映画すべてで主演級の役柄を演じ、報知映画賞、ブルーリボン賞など5つの新人賞を獲得した。この09年は、フジテレビ『オトメン(乙男)』で連続ドラマにも初主演。剣道に秀でた日本男児だが少女趣味が捨てられない主人公の高校生を端正な芝居で演じた。翌10年も映画ラッシュで、廣木隆一監督「雷桜」では、蒼井優演じる野性的な村娘と身分違いの恋に落ちる徳川家の若侍・斉道役で主演。中島哲也監督「告白」での熱血が空回りしがちな未熟な青年教師役と、李相日監督「悪人」での殺害されたOLと関係のあった遊び人の裕福な大学生役のそれぞれで、日本アカデミー賞の優秀助演男優賞をW受賞している。ナイーブな外見の裏に残酷さを秘めた人物を演じても光るものを見せ、11年の鈴木雅之監督「プリンセストヨトミ」、瀬々敬久監督「アントキノイノチ」、12年春公開予定の森義隆監督「宇宙兄弟」と出演作が相次ぐ。テレビドラマはほかに、テレビ朝日『生徒諸君!』07、フジテレビ『花ざかりの君たちへ・イケメン♂パラダイス』07、『太陽と海の教室』08、日本テレビ『黄金の豚・会計検査庁特別調査課』10など。12年のNHK大河ドラマ『平清盛』には源頼朝役で出演し、語りも兼ねる。

岡田将生の関連作品 / Related Work

作品情報を見る

  • ラストマイル

    制作年: 2024
    ドラマ『アンナチュラル』『MIU404』と同じ世界線で物語が展開する、完全オリジナル映画。流通業界最大のイベント、11月の「ブラックフライデー」に起こる、連続爆破事件の真相を描く。
  • ゴールド・ボーイ

      制作年: 2024
      中国のベストセラー作家ズー・ジンチェンの小説を映画化したクライム・エンターテインメント。事業家の婿養子、東昇は、自らの欲望のため、義父母を殺害する。だが偶然、その現場を13歳の少年たちが目撃。東昇を強請り大金を手に入れようと画策するが、……。出演は「ゆとりですがなにか インターナショナル」の岡田将生、「キリエのうた」の黒木華、「リボルバー・リリー」の羽村仁成、「沈黙の艦隊」の江口洋介。
    • ゆとりですがなにか インターナショナル

      制作年: 2023
      日本テレビ系列で2016年4月期に放送されたドラマ『ゆとりですがなにか』の劇場版。“ゆとり世代”と名付けられた正和、山路、まりぶのゆとり3人組も30代半ばを迎え、人生の岐路に立たされていた。そんな彼らに、想像を超える新時代の波が押し寄せる。「1秒先の彼」の岡田将生、「耳をすませば」の松坂桃李、「さかなのこ」の柳楽優弥らドラマのキャスト陣に加え、「シャイロックの子供たち」の木南晴夏、「アキラとあきら」の上白石萌歌らが出演。監督は、「アイ・アム まきもと」の水田伸生。脚本は、「1秒先の彼」の宮藤官九郎。
    • 1秒先の彼

      制作年: 2023
      台湾アカデミー賞で作品賞、監督賞などを含む歴代最多受賞を果たした「1秒先の彼女」の日本版リメイク。何をするにも人より1秒早いハジメと1秒遅いレイカの、絶妙にタイミングが合わない「時差(タイムラグ)」ラブストーリー。監督・山下敦弘と脚本家・宮藤官九郎が初タッグを組み、男女の設定をオリジナルから反転させ、舞台を日本の京都に移した。W主演を務めるのは、ハジメ役の岡田将生とレイカ役の清原果耶。岡田将生は山下監督の「天然コケッコー」(07)では、都会から来たクールな中学生を、宮藤脚本のドラマ『ゆとりですがなにか』(16)では、コミカルでまじめなサラリーマンを演じたが、それらのキャリアが生かされた「残念なイケメン」を関西弁で演じた。清原は世間の速さになじめない、どこか「どんくさい」ヒロインを演じきった。
    • 聖地X

      制作年: 2021
      「シュシュシュの娘」の入江悠監督が韓国映画界と組み、劇団イキウメの舞台をオール韓国ロケで映画化したホラー。離婚を決意した要は兄・輝夫が住む韓国の別荘に身を寄せる。しかし二人は踏み込んだ者は奇妙な死を遂げると言われる聖地Xに入ってしまい……。「犬鳴村」はじめ数々のホラー作品を世に送り出してきた東映のプロデュースチームと、「22年目の告白 私が殺人犯です」のロボットが企画。「悪人伝」などを手がけてきた韓国の B.A.エンタテインメントがロボットと共同制作した。兄の山田輝夫を「さんかく窓の外側は夜」の岡田将生が、妹の東要を「九月の恋と出会うまで」の川口春奈が演じる。
    • CUBE 一度入ったら、最後

      制作年: 2021
      ヴィンチェンゾ・ナタリの大ヒットサスペンスを、豪華キャストでリメイクした日本版。突然、謎の立方体に閉じ込められた6人の男女。お互いに何の接点もなく、職業もバラバラ。理由もわからぬまま、脱出を試みる彼らに、次々と殺人トラップが襲い掛かる。出演は「花束みたいな恋をした」の菅田将暉、「オケ老人!」の杏、「さんかく窓の外側は夜」の岡田将生、ドラマ『ノーサイド・ゲーム』の田代輝、「騙し絵の牙」の斎藤工、「孤狼の血 LEVEL2」の吉田鋼太郎。