ロウシャナク・ゲラミ ロウシャナクゲラミ

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  • メルボルン

    制作年: 2014
    事件発生後の展開が工夫に富んでおり、途絶えることのない緊張感が観客の心臓をわしづかみにする。その脚本の上手さは、アスカー・ファルハディ監督の影響を真っ当に引き継いでいると言えるだろう。特別な日であるが故の特殊な心理と、その果てにとってしまう行動の関係を描いて見事である。ファルハディ作品の常連で、近年のイラン映画の金字塔である『別離』(11)でベルリン映画祭の主演男優賞を受賞しているペイマン・モアディが、自分の取った行動に自分が縛られてしまう若い夫の役を説得力充分に演じている。室内劇であることを見終わるまで忘れてしまうほどの見事な演出が新人監督によるものであるという事実が、現在のイラン映画の充実ぶりを証明している。第27回東京国際映画祭コンペティション部門上映作品。

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