制作年: 1918
1921年7月死んだ世界的テノールの名手エンリコ・カルーソー氏がアートクラフト映画に出演した最初の作品である。対手役カロリナ・ホワイト嬢も有名なオペラのソプラノ唱手である。原作はマーガレット・ターンブル女史で、「黄台風」「島に通う男」等を監督したエドワード・ホセ氏の監督である。劇中ニューヨークのマンハッタン歌劇座が背景に使われている。『ロマンスと歌劇を混じた人間味ある劇筋と、カルーソー氏の功名を極めた表情によって、観客はあるいは笑い、あるいは泣き、充分の満足を味あうであろう。』とニュース誌のハリスン氏は評している。