制作年: 1996
遺伝子工学を極めた果てに生まれた、異形の生命体が引き起こす恐怖を描くSFスリラー。原作は、SFの父ことH・G・ウェルズの古典的名作『モロー博士の島』で、「獣人島」(32)、「ドクター・モローの島」(77)に続く3度目の映画化。監督は「イヤー・オブ・ザ・ガン」のジョン・フランケンハイマー。脚本は「ハードウェア」(監督も)のリチャード・スタンリーと、フランケンハイマーのTVムービー2作『ウォール・オブ・アッティカ/史上最大の刑務所暴動』(V)と『バーニング・シーズン』(V)でも組んだロン・ハッチンソンで、ノー・クレジットで「イレイザー」のワロン・グリーンと「フルメタル・ジャケット」のマイケル・ハーがリライトにあたっている。製作は「訣別の街」のエドワード・R・プレスマン、エグゼクティヴ・プロデューサーはティム・ジンネマンとクレア・ラドニック=ポルスタイン。撮影は「トゥームストーン」のウィリアム・A・フレイカー、音楽は「山猫は眠らない」のゲイリー・チャン、美術はグラハム・ウォーカー、編集はポール・ルベル、衣裳はノーマ・モリソー。作品の最大の見どころである特殊メイクアップ効果は「ターミネーター2」「コンゴ」のスタン・ウィンストン、特殊視覚効果は「アポロ13」のデジタル・ドメイン社、オープニング・タイトルは「セブン」のカイル・クーパーが担当。出演は「地獄の黙示録」「ドンファン」のマーロン・ブランド、「バットマン・フォーエヴァー」のヴァル・キルマー、「太陽と月に背いて」のデイヴィッド・シューリス、「デンバーに死す時」のファイルーザ・バルクほか。