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ルイジ・バンツィの関連作品 / Related Work
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狂った大陸 これがアメリカだ
制作年: 1966一連の残酷ドキュメントを撮ってきたイタリア映画界が、今度は文明国家アメリカにカメラを持ち込み、その実態をとらえた長編記録。監督はルイジ・バンツィ。撮影は「続・タブウ 快楽と神秘」のベニト・フラッタリ、ベイルド・ブライアント、モートン・ヘイリング、ジョアン・ラッシュの四人が共同で当り、音楽はアルマンド・トロバヨーリ、「南海の楽園」のフランチェスコ・ラヴァニーノが担当した。製作はアルフォンソ・サンソーネ、ヘンリック・クロスチキ。日本語解説は小沢栄太郎。テクニカラー、テクニスコープ。 -
世界の夜
制作年: 1961「ヨーロッパの夜」に続くイタリアの世界ヴァリエテめぐり映画。「ヨーロッパの夜」で監督アレキサンドロ・ブラゼッティの助監督をつとめたルイジ・バンツィが監督にあたり、撮影にあたったのは「ベニスと月とあなた」のトニーノ・デリ・コリ。音楽をピエロ・ピッチオーニが受けもっている。スタッフの各国ナイトクラブやミュージック・ホール行脚の全行程は十五万キロにおよび、使われたフィルムは全部で十三万メートルとなった。その中からピック・アップされた芸能の数々はパリの“リド”でのブルーベル・ガールズのショウと、ストリップの黒い女王フェリーヌの舞台からはじまる。ついでデンマークにおける野外ガーデンでのマルコの剣技。アイルランドでの中国人ジョージ・リーのアクロバット。そしてマキーズ一座の骨なくアクロバットが続く。以下リッキー・ルネのコミック・ストリップ、フラタニティ・ブラザースのヴォーカル、ウィ・ウィリ・ハリスとザ・ロケッツ・オーケストラのロックン・ロール、ボブ・ウィリアムスとルイの犬と人間のコミックなどが観客をたんのうさせる。キミ・ヨコイの自転車アクロバット、ハワイのルアウの祭り、ロスアンジェルスのマリンランドにおける鯨の曲芸、ジーン・モースの歌なども目と耳を楽しませる。そしてティラー・ガールズのライン・ダンス、ディキシー・ハミングバーズのゴスペル・ショウ、ニット・ウィッツ・バンドの演奏、マランボの踊り、フラタニティ・ブラザースのコーラスと演目は続いていく。アミン・ブラザースとルディ・カーデナスの妙技、ドドのストリップ、ドラ・ペレッティエとボワリー・フォリーズ、リズメット・ガールスの行進、アルフレド・アラリア舞踊団のステージなどがクライマックスの雰囲気をもりあげたのち、赤い仮面のプロレスとラファ・タンポレルのストリップでこの作品は幕を閉じる。世界の十二の都市に現地ロケし、八億リラの製作費を使ったというこの映画は、ロンドンの夜明けのシーンで終る。テクニカラー・テクニラマ。 -
ナポリの饗宴
制作年: 1954「ヨーロッパ一九五一年」(出演)のエットーレ・ジャンニーニが原作・脚色・監督に当った色彩ミュージカル1954年作品。脚色はジャンニーニとジュゼッペ・マロッタおよびレミジオ・デル・グロッソの三人が協力した。パテカラー(プリントはテクニカラー)の撮影は「肉体の誘惑」のピエロ・ポルタルーピ、音楽はラファエーレ・ジェルヴァジョである。出演者は「ドン・カミロ頑張る」のパオロ・ストッパ、新進女優ソフィア・ローレン、「鷲の谷」のナディア・グレイ、「かすかな希望」のマリア・フィオーレ、「嘆きのテレーズ」のマリア・ピア・カジリオ、「恐怖の報酬」のフォルコ・ルリ、「ホフマン物語」のレオニード・マシーン(本作品の振付も担当)ほか舞踊団や歌手も多く出演している。この作品は1954年カンヌ国際映画祭で国際大賞を受賞した。