ロミー・シュナイダー

  • 出身地:オーストリア、ウィーン
  • 生年月日:1938年9月23日
  • 没年月日:1982年5月29日

略歴 / Brief history

オーストリア・ウィーンで俳優の両親のもとに生まれる。幼い頃に両親は離婚するが、15歳の時、母の主演作に出演してデビュー。その愛くるしさが評判を呼び、55年に「プリンセス・シシー」に主演。可憐なお姫様はハマリ役となり、続編2作が製作され、彼女のイメージを決定づけた。「恋ひとすじに」(58)で共演したアラン・ドロンと恋に落ち、婚約したものの5年後に破局。女優としても一時低迷するが、「夏の夜の10時30分」(66)で復活。「ルートヴィヒ 神々の黄昏」(72)、「離愁」(73)などで活躍する。だが、私生活には恵まれず、2度の離婚後、長男を事故で失い、その翌年、パリの自宅で亡くなった。享年43。

ロミー・シュナイダーの関連作品 / Related Work

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  • リュミエールの子供たち

    制作年: 1995
    1895年の“映画誕生”(リュミエール兄弟のシネマトグラフの発表と公開上映)の100周年を祝い、過去一世紀に作られたフランス映画の代表作のべ307本から名場面を抜粋して作られたアンソロジー。監督は「めぐり逢う朝」のアラン・コルノー、「愛を弾く女」「夕なぎ」のクロード・ソーテ、「オディールの夏」「死への逃避行」のクロード・ミレールら現代フランス映画を代表する現役のベテラン監督3人に加え、テレビ・ジャーナリストのピエール・ビヤール、『ル・モンド』紙の映画担当オリヴィエ・バロ、テレビの映画番組のディレクター、ジャン・クロード・ロメール、そしてゴーモン・シネマテークのディレクターで無声映画復元の分野でフランスの第一人者としてマルセル・レルビエの「エル・ドラドオ」、ルイ・フイヤードの「ファントマ」「吸血ギャング団」「ジュデックス」などを復元したピエール・フィリップ、映画助監督のクリストフ・バラティエの合計9名。製作は「ロシュフォールの恋人たち」「ニュー・シネマ・パラダイス」の二枚目スターでコスタ・ガブラスの「Z」以来、プロデューサーとしても活躍が目ざましいジャック・ペラン。音楽は「シェルブールの雨傘」で知られる、「プレタポルテ」を手掛けたジャズと映画音楽の巨匠ミシェル・ルグラン。編集はイヴ・デシャン。音声はポール・ベルトー、編集イヴ・デシャンがそれぞれ担当。世界最初の映画スターと言われるパテ社のコメディのマックス・ランデールに始まり、アルレッティ、ジャン・ギャバン、アラン・ドロン、イヴ・モンタンら日本のファンにも馴染み深い大物からイレーネ・ジャコブ、ヴァネッサ・パラディらまでの古今の大スターに、ミシェル・シモン、ジャン=ルイ・バロー、ピエール・ルノワール、フランソワーズ・ロゼー、マルセル・ダリオ、ルイ・ジューヴェなどの名優たち、それに劇映画監督を世界で最初に名乗ったアリス・ギー・ブラシェに20世紀フランス映画・演劇界最大の巨人サッシャ・ギトリー、ジャン・ルノワールやフランソワ・トリュフォーなどの偉大な映画作家たちが次々と登場する賑やかさはまさに、映画100周年のお祝いにふさわしい。100年の記念とはいうものの構成は年代順ではなく、エンタテインメント志向で「歌」「ギャグ」「キス」といったコーナーや「レ・ミゼラブル」の6度にわたる映画化をまとめて見せるなどなど、テーマに沿って時代を自在に横断する編集が行われている。また「天井桟敷の人々」などの名作のアウトテイクやメイキング映像を見てくれるのは貴重。
  • サン・スーシの女

    制作年: 1982
    人権擁護委員会の代表である主人公の幼い頃の戦時下での辛苦の体験と現代を交錯させ、ナチスヘの憎悪、養母への慕情などを描く。製作はレイモン・ダノン、監督は「仮面・死の処方箋」「甘くない砂糖」のジャック・ルーフィオ、「昼顔」の原作者ジョゼフ・ケッセルの原作を基にルーフィオとジャック・キルスネルが脚色、キルスネルが台詞を担当。撮影はジャン・パンゼル、音楽は「隣の女」のジョルジュ・ドルリュー、美術はジャン・ジャック・カジオ、衣裳はカトリーヌ・ルテリエ、メイク・アップはジャン・ピエール・エイシェンヌ、主題歌はタリラが担当。出演はこれが遺作に当るロミー・シュナイダー、ミシェル・ピッコリ、ヴェンドリン・ヴェルナー、ヘルムート・グリーム、ジェラール・クライン、ドミニク・ラブリエ、マチュー・カリエール、マリア・シェルなど。
  • 勾留

    制作年: 1981
    『なまいきシャルロット』のC・ミレール監督が手掛ける傑作クライムサスペンス。2人の少女のレイプ事件で、調査に当たった弁護士と警察官は犯人を特定。しかし、証拠不十分で起訴できずに釈放される。だが調査が進むにつれ確信は高まっていくが…。2022年9月23日(金)~10/13(木) 新宿シネマカリテにて開催の「生誕80周年記念 クロード・ミレール映画祭」にて日本初上映。ビデオタイトル「検察官 レイプ殺人事件」。
  • デス・ウォッチ

    制作年: 1980
    「田舎の日曜日」のベルトラン・タヴェルニエが、ロミー・シュナイダー主演で贈るSFサスペンス。医療の進歩により、病死が珍しくなった未来。テレビのリアリティ番組が、不治の病と診断されたベストセラー作家、キャサリンの最期の日々に密着する。共演は「レザボア・ドッグス」のハーヴェイ・カイテル、「パリ、テキサス」のハリー・ディーン・スタントン。「ロミー・シュナイダー傑作選2024」にて日本劇場初公開。
  • 華麗なる女銀行家

    制作年: 1980
    第一次大戦後の混乱の時代を舞台に一介の貧しい帽子売り娘から金融界に進出、フランス初の女銀行家となった女性エンマ・エケールの姿を描く。製作はアリエル・ゼイトゥン、監督は「仮面・死の処方箋」のフランシス・ジロー。ゴングール賞作家ジョルジュ・コンションが実在の女銀行家マルト・アクーをモデルにシナリオを書き、ジローがそれに協力している。撮影はベルナール・ジツェルマン、音楽はエンニオ・モリコーネ、編集はジュヌヴィエーヴ・ウィンディング、美術はジャン・ジャック・カジオが担当。出演はロミー・シュナイダー、ジャン・ルイ・トランティニャンなど。
  • 華麗なる相続人

    制作年: 1979
    大製薬会社の社長が殺され、その財産を受け継いだ1人娘も何者かに命を狙われるというサスペンス映画。製作はデイヴィッド・V・ピッカーとシドニー・ベッカーマン、監督は「クランスマン」のテレンス・ヤング。「真夜中の向う側」などの原作者シドニー・シェルダンの小説「華麗なる血統」(早川書房刊)を基にレアード・コーニッグが脚色。撮影はフレディ・ヤング、音楽はエンニオ・モリコーネ、編集はバッド・モーリン、製作デザインはテッド・ハワース、衣裳はエンニオ・サバティーニ(オードリーの衣装はジバンシー)が各々担当。出演はオードリー・ヘップバーン、ベン・ギャザラ、ジェームズ・メイスン、クラウディア・モーリ、イレーネ・パパス、ミシェル・フィリップス、モーリス・ロネ、ロミー・シュナイダー、オマー・シャリフ、ベアトリス・ストレイト、ゲルト・フレーベなど。
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