制作年: 1932
一昨年の夏マッターホーン北壁登攀に初めて成功したシュミット兄弟の壮挙を映画化したもので、ウォルター・シュミッドクンツの殆ど事実そのままの原案によってB・E・リュトゲが脚本を作成、監督及び撮影には山の映画に縁の深いフランツ・ウェンツラーとフランツ・アッテンベルガーが当り、伴奏曲は「モンブランの嵐」「白銀の乱舞」のジュゼッペ・ベッチェ博士。主役は当人のフランツ・シュミットで、五名のミュンヘン山岳倶楽部員と「愛国者」「偽国旗の下に」のテオドル・ロース、アンソニー・トゥストナー等本職の俳優数名が助演している。