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奴隸海岸
制作年: 1945シナリオのG・グレブニエルは船員出身であり、そのため彼の作品には海を主題にしたものが多い。処女作は「四と五」(ガルジン監督)であり、「奴隷海岸」のジュラーワレフ監督とは「鷲の最後」ですでにコンビとなった。代表作として、プドウフキン監督が一九四一年に製作した「スウォーロフ」がある。監督のW・ジュラーワレフは前記の「鷲の最後」の他、「宇宙航路」等の冒険映画を専門に製作している作家である。主役のラリオーノフはモスクワ中学校在学中の十五歳の少年である。黒人にはアメリカの舞台で「オセロ」を演じて認められたウェイランド・ロードがふんしているが、彼はクレショフの「偉大なる慰撫」に出演して以来、ソヴィエートに帰化し「トム・ソーヤの冒険」その他に出演している。ウェルドン夫人のE・イズマイロフはジャック・ロンドンの「白い牙」「斥候兵の功績」等に出演しており、現在、モスクワのワフタンゴフ名称劇場の女優である。ヘルクレスのW・ロードはモスクワ・ドラマ劇場の敵役専門俳優である。