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略歴 / Brief history
ベルギー・ブリュッセル生まれ。48年にロンドンでプロの初舞台を踏み、50年に端役で映画デビュー。翌年ブロードウェイ公演『ジジ』の主役を獲得、この公演を見たウィリアム・ワイラー監督によって「ローマの休日」の主役に抜擢される。この作品でアカデミー主演女優賞に輝き、ハリウッド・スターとして脚光を浴びた。以降は「麗しのサブリナ」(54)や「昼下がりの情事」(57)、「マイ・フェア・レディ」(64)などの話題作に主演。その清純な美しさと、彼女が映画の中で着こなしたジバンシーのファッションが、女性の憧れの的となった。67年以降は映画から遠ざかったが、「ロビンとマリアン」(76)でスクリーンに復帰した。
オードリー・ヘップバーンの関連作品 / Related Work
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オードリー・ヘプバーン
制作年: 2020ハリウッド黄金期の映画スター、オードリー・ヘプバーンの真実の姿を描くドキュメンタリー。1953年製作の「ローマの休日」に抜擢され、24歳にしてアカデミー賞主演女優賞を受賞した「永遠の妖精」ことオードリーは、世界中の賞賛を集めながらも、心にある秘密を抱えていた。オードリーは6歳の時に経験した両親の離婚と父の失踪という過去のトラウマを抱えており、私生活でなかなか本当の愛を得られないことに苦悩していたのだ。自身も2度の離婚を経験するが、二人の子供をしっかりと守り、深い愛情を注いだ。そして後年はユニセフ国際親善大使として世界中の子供たちのために活動する。愛をもらうことより、与えることを選んだオードリーは人生の最後に自分を愛せた……。貴重なアーカイブ映像や近親者たちのプライベートに迫るインタビューとともに、ひとりの女性の人生が鮮やかにスクリーンによみがえる。 -
おしゃれ泥棒2
制作年: 1986当時57歳だったオードリー・ヘプバーンの最後の主演作品。邦題は「おしゃれ泥棒2」だが、「おしゃれ泥棒」(1966)とはまったく関係ない。オードリーが演じる世界的なピアニストが宝石盗難事件に巻き込まれるロマンティックコメディ。テレビムービー。 -
華麗なる相続人
制作年: 1979大製薬会社の社長が殺され、その財産を受け継いだ1人娘も何者かに命を狙われるというサスペンス映画。製作はデイヴィッド・V・ピッカーとシドニー・ベッカーマン、監督は「クランスマン」のテレンス・ヤング。「真夜中の向う側」などの原作者シドニー・シェルダンの小説「華麗なる血統」(早川書房刊)を基にレアード・コーニッグが脚色。撮影はフレディ・ヤング、音楽はエンニオ・モリコーネ、編集はバッド・モーリン、製作デザインはテッド・ハワース、衣裳はエンニオ・サバティーニ(オードリーの衣装はジバンシー)が各々担当。出演はオードリー・ヘップバーン、ベン・ギャザラ、ジェームズ・メイスン、クラウディア・モーリ、イレーネ・パパス、ミシェル・フィリップス、モーリス・ロネ、ロミー・シュナイダー、オマー・シャリフ、ベアトリス・ストレイト、ゲルト・フレーベなど。60点 -
暗くなるまで待って
制作年: 1967ブロードウェイで大ヒットとなったフレデリック・ノットの舞台劇をロバート・キャリントンの夫妻が脚色し、「トリプルクロス」のテレンス・ヤングが監督したサスペンスもの。撮影は「シャレード」のチャールズ・ラング、音楽は、「いつも2人で」のヘンリー・マンシーニが担当している。出演は「いつも2人で」のオードリー・ヘップバーン、「アメリカ上陸作戦」のアラン・アーキン、「砲艦サンパプロ」のリチャード・クレンナ、エフレム・ジンバリスト・ジュニア、サマンサ・ジョーンズなど。60点