浅野温子 アサノアツコ

  • 出身地:東京都足立区の生まれ
  • 生年月日:1961/03/04

略歴 / Brief history

東京都足立区の生まれ。都立上野高等学校卒。高校在学中にスカウトされてモデルを始め、テレビドラマや「エデンの海」76 に出演。1977 年、若松孝二監督「聖母観音大菩薩」とTBS ポーラテレビ小説『文子とはつ』で本格的にデビューする。「高校大パニック」78 の警察に射殺される女子高生役、「さらば映画の友よ・インディアンサマー」79 の謎めいた少女役が強い印象を残し、藤田敏八監督「スローなブギにしてくれ」81 で映画初主演。野性味ある美貌とヌードも厭わない存在感が注目される。83 年、五社英雄監督「陽暉楼」の池上季実子と壮絶に取っ組み合う場面が話題となり、体当たりの演技を高く評価される。同年、作詞家の魚住勉と結婚。映画と並行してテレビドラマにも単発中心に出演していたが、日本テレビ『あぶない刑事』86 の女刑事・薫役でコミカルな個性を開拓し、フジ『抱きしめたい!』88 が“ トレンディドラマ” の先駆となる爆発的人気を獲得。共演の浅野ゆう子とともに“ W浅野” と称されるブームを呼び、「天と地と」90 を区切りにドラマへ活動の中心を移す。91年の『101 回目のプロポーズ』は最終回が37.7%の高視聴率を記録、月曜夜9時をフジテレビの看板枠にする立役者の一人となる。以降もトップ・ドラマ女優としてフジ『サザエさん』92、『沙粧妙子最後の事件』95、『コーチ』96、TBS『職員室』97、日本テレビ『平成夫婦茶碗』00 など数多くに出演。ホームコメディからサスペンスまで題材に応じた多彩な演技を見せる。98 年に初舞台を踏んでからは演劇にも精力的に取り組み、03 年に自ら発案した日本の神話が題材の語り舞台“ よみ語り” を開催。以来、毎年公演を続けるライフワークとしている。08 年、「あぶない刑事」の劇場版シリーズ以外では久々の映画出演作「赤んぼ少女」でホラーに挑戦。10 年の『フリーター、家を買う。』は一時代を築いたフジテレビ連続ドラマへの14 年振りの復帰作、うつ病に苦しむ母親役を好演した。

浅野温子の関連作品 / Related Work

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  • サラリーマン金太郎【魁】編

    制作年: 2025
    マグロ漁師からサラリーマンの世界に飛び込んだ男が腕っぷしの強さや度胸を活かして壁を突き破っていく本宮ひろ志による人気漫画を、ドラマ『バントマン』の鈴木伸之主演で映画化した2部作の後編。九州の地熱発電所建設を任される金太郎だったが、下請会社や地元温泉組合から反発を受け……。前編「サラリーマン金太郎【暁】編」に続き、「ALIVEHOON アライブフーン」の下山天が監督。元暴走族のヘッドでマグロ漁師からサラリーマンの世界に飛び込む金太郎を鈴木伸之が、ライバルの鷹司を映像のみならずミュージカルの舞台でも活躍する城田優が、金太郎の理解者となる大和建設会長・大和守之助をドラマ『浅見光彦』シリーズの榎木孝明が、物語のカギを握る加代を『あぶない刑事』シリーズの浅野温子が演じる。
  • サラリーマン金太郎【暁】編

    制作年: 2025
    1994~2016年に連載された本宮ひろ志による人気漫画を、「HiGH&LOW」シリーズやドラマ『バントマン』などに出演してきた鈴木伸之主演で映画化した2部作の前編。マグロ漁師の金太郎は大和建設会長を助けたことから同社で働くことになるが、社長派は会長派一掃を画策しており……。監督は「ALIVEHOON アライブフーン」の下山天。元暴走族のヘッドでマグロ漁師からサラリーマンの世界に飛び込む金太郎を鈴木伸之が、ライバルの鷹司を映像のみならずミュージカルでも活躍する城田優が、金太郎の理解者となる大和建設会長・大和守之助をドラマ『浅見光彦』シリーズの榎木孝明が、物語のカギを握る加代を『あぶない刑事』シリーズの浅野温子が演じる。後編「サラリーマン金太郎【魁】編」へ続く。
  • 帰ってきた あぶない刑事

    制作年: 2024
    1986年にスタートしたTVドラマ『あぶない刑事』の劇場版が8年ぶりに復活。刑事を引退しニュージーランドで探偵事務所を立ち上げたタカ&ユージ。再び横浜に戻り探偵を始めた彼らの前に、依頼人第一号として現れたのは2人にとって旧知の女性・夏子の娘だった。舘ひろし、柴田恭兵、浅野温子、仲村トオル、ベンガル、長谷部香苗といったお馴染みのメンバーに加え、「マッチング」の土屋太鳳、「孤狼の血 LEVEL2」の西野七瀬が参加。監督はWOWWOWドラマ『ウツボラ』の原廣利。
    60
  • みをつくし料理帖

    制作年: 2020
    「天と地と」など数々の作品をプロデュース・監督してきた角川春樹が、髙田郁の人気時代小説を映画化。大坂を襲った大洪水により幼くして両親を亡くし幼馴染と離れ離れになってしまった澪は、蕎麦処つる家の店主・種市に料理の才を見出され料理人として働く。苦難を乗り越え料理人として成長していく澪を「酔うと化け物になる父がつらい」の松本穂香が、幼馴染の野江を「ハルカの陶」の奈緒が演じる。また、1980年代の角川映画を彩り角川三人娘といわれた女優陣のうち薬師丸ひろ子、渡辺典子が特別出演。角川春樹は本作を生涯最後の監督作品と位置付けている。
  • さらば あぶない刑事

    制作年: 2016
    1986年の放送開始以来都会的な演出で人気を集めた刑事ドラマの劇場版第7弾。定年退職を間近に控えたタカ&ユージが横浜を舞台に中南米マフィアと死闘を繰り広げる。監督の村川透はじめテレビシリーズからおなじみの製作陣が集結。タカ&ユージを演じる舘ひろしと柴田恭兵や浅野温子、仲村トオルらが引き続き出演。また、「白ゆき姫殺人事件」の菜々緒がタカの恋人役に扮し、「るろうに剣心」の吉川晃司がマフィア役で登場し舘とともにバイクアクションを見せる。
    60
  • 赤んぼ少女

    制作年: 2008
    醜い少女タマミが、美しい少女への歪んだ憎悪から惨劇を引き起こすモンスター・ホラー。楳図かずおの原作マンガを、監督は「魁!!クロマティ高校 THE★MOVIE」の山口雄大、脚本は「L change the world」の小林弘利で映画化。出演は、「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」の水沢奈子、ドラマ『功名が辻』の野口五郎、『あぶない刑事』シリーズの浅野温子。