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ジャルジャルの福徳秀介が小説家デビューを果たした恋愛小説が原作の「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」が2025年4月に全国公開となる。監督を務めるのは数々の話題作を手がける大九明子。主人公の冴えない大学生・小西徹を萩原利久、小西が恋に落ちるヒロイン・桜田花を河合優実が演じることがすでに発表されていたが、今回、新たな出演者情報が解禁になった。 主人公・小西(萩原利久)と桜田(河合優実)がよく訪れるカフェのマスターを演じるのは安齋肇。小西のバイト仲間・さっちゃん(伊東蒼)の父親を演じるのは浅香航大。浅香がギターを演奏するシーンは本作の見どころのひとつとなっている。小西とさっちゃんを優しく見守るお姉さん的な存在の夏歩を演じるのは、松本穂香。小西とさっちゃんのバイト先である銭湯の店主・佐々木を演じるのは、古田新太。 〈コメント〉 安齋肇(マスター役) 人生最高の体験をありがとうございました。四年ほど前、深夜番組から縁のなくなったクソジジイにキラキラとしたこの作品のオファーをいただいた時は、生意気にもお断りしようと当然思っていました。門外漢の自分は“だいこん”だと、充分自覚していたからです。あの日、粘るスタッフの説得に負けて、本当に良かった。僕は試写室で泣きました。映画の熱量に泣きました。そお、生きていたらいいこともあるんだね。生きていたら。 浅香航大(さっちゃんの父役) 福徳さんの原作を、見事に脚本に落とし込んだ大九監督の作品の一員になりたいと思いました。言葉や表現の一つ一つがユニークで、観終わる頃には作品の世界に浸っていました。自分は久々にギターに挑戦しました。音楽も素敵なので是非劇場で、ご覧ください。 松本穂香(夏歩役) ジャルジャルさんの1ファンとして、そして原作の小説のファンとしてとても嬉しいお話でした。前々から、実写化する際はぜひ参加させてください!どんな役でもお願いします〜!と福徳さんとお話をさせていただいていたので、まさか本当にそれが叶うなんて、、、!と未だにフワフワと実感がありません。 原作に流れる温かい空気を、この映画でもきっと皆さまに感じてもらえると思います。ぜひお楽しみに! 古田新太(佐々木役) 人のいい風呂屋の親父をやらせていただいた古田です。萩原とは初めてだったが、優実と蒼は2回目の共演だ。前回の共演では2人とも死んでしまう設定だったけど今回はどうなんだろう。素敵な青春劇になってますように。 「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」 原作:福徳秀介『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』(小学館刊) 監督・脚本:大九明子 出演:萩原利久、河合優実、伊東蒼、黒崎煌代、安齋肇、浅香航大、松本穂香、古田 新太 製作:吉本興業 NTTドコモ・スタジオ&ライブ 日活 ザフール プロジェクトドーン 製作幹事:吉本興業 制作プロダクション:ザフール 配給:日活 ©️2025「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」製作委員会 ▶ジャルジャル・福徳秀介の恋愛小説を映画化。 萩原利久×河合優実×大九明子監督「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」
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逃亡サスペンス「正体」、横浜流星の“5つの顔”を捉えた場面写真公開
2024年10月29日染井為人の同名小説を「余命10年」「青春18×2 君へと続く道」の藤井道人監督により映画化した逃亡サスペンス「正体」が、11月29日(金)より全国公開される。横浜流星が演じる指名手配犯の“5つの顔”を捉えた場面写真が到着した。 日本中を震撼させた殺人事件の容疑者として逮捕された鏑木慶一(横浜流星)。死刑判決を受けるも《本当の目的》を果たすために脱走し、姿と名前を変えながら全国を転々とする──。到着した写真は、高校生の鏑木、和也(森本慎太郎)と日雇い労働を共にする〈ベンゾー〉、沙耶香(吉岡里帆)と出会うフリーライターの〈那須〉、水産加工場に勤める〈久間〉、舞(山田杏奈)の同僚である介護職員〈桜井〉という、鏑木の5つの姿を捉えたものだ。 「流星は人間になりきる力が圧倒的に高い。『正体』では彼の、まさに“七変化”が観られます」と藤井監督も太鼓判を押す横浜の演技に注目したい。 https://www.youtube.com/watch?v=WOTyCcO1MZU ©2024 映画「正体」製作委員会 配給:松竹 ▶︎ 5つの顔を持つ指名手配犯の逃亡劇「正体」。吉岡里帆、森本慎太郎、山田杏奈、山田孝之が出演 -
現代に甦った官能映画「エマニュエル」、未知なる扉を開く予告編解禁
2024年10月28日一世を風靡した「エマニエル夫人」(1974)の物語を、「あのこと」のオードレイ・ディヴァン監督×「燃ゆる女の肖像」のノエミ・メルラン主演で現代に生まれ変わらせた官能劇「エマニュエル」が、2025年1月10日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開される。ポスターと予告編が到着した。 香港の高級ホテルのオーナーに査察を依頼され、そこに滞在しながら裏側を覗いていくエマニュエル(ノエミ・メルラン)。ホテル関係者や妖しげな宿泊客たちと交流し、禁断の快楽へ誘われる──。 共演はナオミ・ワッツ、『Giri/Haji』のウィル・シャープ、「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」のジェイミー・キャンベル・バウアー、そして香港の名優アンソニー・ウォンなど。 本作は第72回サン・セバスティアン国際映画祭のオープニングを飾り、第37回東京国際映画祭ガラ・セレクション部門でのアジア・プレミアも決定、合わせてオードレイ・ディヴァン監督が来日する。 “夫人”ではなく自立した女性である現代のエマニュエル。その未知なる快楽への冒険を見届けたい。 https://www.youtube.com/watch?v=AuRBb2uXZAg 「エマニュエル」 監督:オードレイ・ディヴァン 原案:エマニエル・アルサン著「エマニエル夫人」 脚本:オードレイ・ディヴァン、レベッカ・ズロトヴスキ 出演:ノエミ・メルラン、ウィル・シャープ、ジェイミー・キャンベル・バウアー、チャチャ・ホアン、アンソニー・ウォン、ナオミ・ワッツ 配給:ギャガ © 2024 CHANTELOUVE - RECTANGLE PRODUCTIONS – GOODFELLAS – PATHÉ FILMS -
人が動物化する衝撃作「動物界」、アザーポスターと著名人コメント公開
2024年10月28日「Les Combattants」(2014)の俊英トマ・カイエが、人が動物化する奇病が蔓延した世界を舞台に衝撃ドラマを紡ぎ、第49回セザール賞最多12部門ノミネートおよび第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門オープニング上映を果たした「動物界」が、11月8日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷などで公開される。“新生物”を潜ませたアザーポスターと著名人のコメントが到着した。 〈コメント〉 板垣巴留(漫画家) 美しいビジュアルと不気味な手触り、鼓膜を振るわせる咀嚼音。動物の描写のすべてがとても生っぽくセクシーでした。ありふれた家族ものというより、これは種族の壁の話。素手で触れると怪我を負う、野生動物そのもののような危うい映画です! 今泉忠明(動物学者) 人間が動物化して奇怪な新生物に変わっていくという奇病が流行り出した街が舞台だ。人は、自分たちと違うものを嫌い、恐れ、排除しようとすることが多い。しかし一方で、理解しよう、共存しようとする人もいる。この病気が可愛らしい新生物に変わっていくなら、人々は喜ぶのだろうな。そんな思いが頭をよぎった。息子が奇病に感染したとき、父親がとった勇気ある行動は愛に満ちていた。日本の父親だったら…かなり違う気がする。 Entei Ryu(Concept Artist) 『動物界』は、現代社会におけるカフカ的な寓話を豊かな象徴性で描き出している。SF物語の中に、日常で描かれる家族関係や、社会的な偏見と排斥への鋭い視点が込められており、観る者に強く響く。漫画家Frederik Peetersによる動物化のデザインは、馴染みのあるモチーフに絶妙な異質感を加えている。特に、生物の目の曖昧な表現は、映画のテーマと共に「人と獣」の境界を巧みにぼかしている。 奥浩哉(漫画家) 手塚治虫の「バンパイヤ」や「X-Men」のような動物に変異するミュータントが現れるようになった設定で荒唐無稽なコミック映画になりそうなところを鋭い演出力によってリアルで存在感のある世界になっていた。役者の演技もリアルで作品に説得力を持たせていた。記憶に残る映画だった。 カトウタカヒロ(漫画家) 奇病による世界の異変がリアルに描かれつつも、劇的な展開に頼らずに序盤から丁寧な描写が光る作品でした。技術が進化しても人間社会は未成熟だということを親子の普遍的な絆を描くことで他種に排他的な人間の特性とそのギャップが興味深く描かれています。世界の変化に弱い人間社会、それでも失われぬ愛、動物的本能に回帰することで直面する試練、解放感、生の喜びが鋭い洞察によって描かれた作品でした。非常に面白かったです。 苅田梨都子(ファッションデザイナー) 自分自身たまたま人間に生まれ、当たり前のように生活している。しかし急に自分の体が動物へと変化していき隔離される未来がもしあるのだとしたら…。愛する人や親しい人の容姿や形態が変わっていくことを受け入れられるだろうか?はたまた自分自身がそうなった場合は?不穏な空気に包まれながらもこの映画は「愛」も感じた。言葉では伝わらない事柄や気持ち。大切な人や家族と共に観てほしい作品。 小島秀夫(ゲームクリエイター) ハリウッドが“獣人”テーマを扱ったなら、VFXをふんだんに使ったありふれた変身映画になってしまう。ところが、フランスらしいエスプリが転移した本作は、“人間界”での社会と家族、変化と成長、対立と共生を炙り出す。外見のトランスフォーム(変形)だけではなく、内面までもメタモルフォーゼ(変身)させる“青春ドラマ”の“突然変異体”として、魅せてくれる。その“特異”な映像技術も見せ方も異質である。 澤江ポンプ(漫画家) 他者も世界も万物流転でどんどん変化していくが、ヒトはその変化していく対象の中に不変なものを求める動物だと思う。脳が高度に発達した結果そのような認知傾向が生じたのだろう。だから異形の肉親にも不変なものを求めようとする。多分その認知の偏向を愛という。この映画が必ずしも悲劇的でないのは、新生物の姿や振る舞いに不変なものの片鱗が窺い知れるからではないのかな。お父さんがスーパー不憫。 鈴木敏夫(スタジオジブリ) みんな、忘れている。 人間が動物だったことを。 この映画は、それを思い出させてくれる。 手塚るみ子(プランニング・プロデューサー) この映画はまるで手塚マンガで培ってきた私たちの心を射止めるかのよう。 恐怖やおぞましさではなく、葛藤や悲哀、種を越えた深い情愛。自然界の美しさに比べ人間の傲慢ぶりよ。共生か、排除か。果たしてそれを決めるなんて「おこがましいとは思わんかね」… 中西宏彰(造形作家) 親子の葛藤、青年の思春期の変化を新生物というモチーフを使って描いた心に残る作品。 エミールの人間と新生物の間で苦悩する様や父親目線での子供の変化、取り巻く環境の中での葛藤があり二人の視点でそれぞれ違った悩みに共感が持てる。 新生物のデザインも人でありながら人ではない中間生物のような見た目であり、キャラクターとして共感は持てるがどこか恐ろしい印象もある作風にマッチした見事な表現だった。 長沼毅(生物学者 広島大学教授) これはアニマライゼーション(人間の動物化)の物語である。外見が動物化していく過程で、内面はまだ人の心を保っている期間がある。その「外獣内人」の期間が人間と新生物の差別や分断を生みだす一方、交流への希望の時間でもある。この動物化は四肢動物の範囲内であり生物学的に荒唐無稽ではないし、 四肢動物に特有とされていた遺伝子は魚類に発しているので、魚類への動物化もあり得るのだ。この映画の続編を期待したい。 ぬまがさワタリ(作家/いきものクリエイター) カフカ『変身』や中島敦『山月記』といった文学から、ピクサー映画『私ときどきレッサーパンダ』まで、「人間が動物に変身する」物語は人の心の奥底を刺激してきた。変身が個人や社会にもたらす揺らぎを突き詰め、牙のように研ぎ澄ませた『動物界』は、その系譜の異端児にして最先端だ。私たちと近くて遠い「動物」という他者を通じて、「人間界」に根を張る多くの問題を鮮やかに描けると証明する、「動物映画」の“進化”を見た。 パンク町田(動物研究家) エミール、君は正しい! 友情は常識を超え誰も知らない大自然で 新生物へと生まれ変わる機能とハーモニーは鍛えられた。 父親の愛情もまた、法律では取り締まることができなかった。 これは本当に病気なのか? 進化とは階段のように突然登る瞬間が繰り返しに訪れるものだ。 つまり新生物は、私たち人間の新たなる分岐点の訪れなのでは・・・? 彼らの愛そして新生物は、地球の生態系にいかなる影響を与えてゆくのだろう。 ヒグチユウコ(画家) 分断させる世界。 進化なのか退化なのか。 水島努(アニメーション監督) 今まさに起こっているいろいろな世の中の問題が盛り込まれていつつも、それがしっかりとエンターテイメントとしている、とても素晴らしい作品。ややもすると荒唐無稽になりそうな設定を、とても説得力のある深いストーリーに仕上げられていて驚きました。 「動物界」だけではなく、ごちゃごちゃ複雑で面倒くさすぎるわれわれの「人間界」も、この映画ではしっかり描かれています。おすすめです。 minaco sakamoto(ひとふでがき作家) 動物が好きなので、タイトルから動物と人間の在り方についての話かと思ったが、人間社会においても深く考えるべき内容だった。外見や思想などで相手を決めつけ、自分の正義を“善”とし、自分と“違うもの”を否定し受け入れない。さっきまでの友を急に“敵”とみなす‥。 現代の様々な問題においても、お互いにとって最善の道は何なのか、自分優位の考え方になっていないかなど他人事ではなく“自分事”として考えるきっかけになった。 https://www.youtube.com/watch?v=4TXwH6_r-Cs Story 人が動物化する感染症のパンデミックに見舞われた近未来。凶暴な“新生物”は施設に隔離され、フランソワ(ロマン・デュリス)の妻であるラナもその一人だった。ある日、移送中の事故により彼らは野に放たれる。フランソワは息子のエミール(ポール・キルシェ)と共にラナの行方を追うが、エミールの身体にも変化が表れ始めた。人と新生物の分断が深まる中、親子が下した決断とは──? © 2023 NORD-OUEST FILMS - STUDIOCANAL - FRANCE 2 CINÉMA - ARTÉMIS PRODUCTIONS. 配給:キノフィルムズ ▶︎ 人体が動物化する世界──。セザール賞やカンヌを賑わせた「動物界」 -
“映画の父”リュミエール兄弟の作品をまとめた「リュミエール!リュミエール!」
2024年10月27日“映画の父”リュミエール兄弟が製作した1422本より、リュミエール研究所所長でカンヌ国際映画祭総代表のティエリー・フレモーが108本を厳選してまとめ、兄弟にオマージュを捧げた「リュミエール!」(2016)。その第2弾として、あまり知られていない映像を中心に110本で構成した「リュミエール!リュミエール!」が、11月22日(金)よりシネスイッチ銀座ほか全国で公開される。ポスタービジュアルと場面写真が到着した。 130年前に発明されたシネマトグラフが捉えるのは、パリ、ヴェネチア、アルプス、ニューヨーク、京都、東京など。4Kデジタル修復で鮮明化した街並みと人々の映像に、リュミエール兄弟と同時代を生きた作曲家ガルリエル・フォーレの楽曲が重なる。 本作は第72回サン・セバスティアン国際映画祭と第19回ローマ国際映画祭で上映され、第37回東京国際映画祭ガラ・セレクション出品も決定、合わせて監督を務めたティエリー・フレモーが来日する。映像の原点への旅に誘う注目作。 「リュミエール!リュミエール!」 監督・脚本・編集・プロデューサー・ナレーション:ティエリー・フレモー 音楽:ガブリエル・フォーレ エグゼクティブ・プロデューサー:マエル・アルノー アソシエイト・プロデューサー:ナタナエル・カルミッツ(MK2) プロダクション・マネージャー:マーゴット・ロッシ 編集:ジョナサン・カヴシアル、シモン・ジェメリ 映画史アドバイザー:ファブリス・カルゼトーニ、ジャン・マルク・ラモット プロダクション:ソルティー・ユージーヌ・プロダクション、リュミエール研究所 英題:LUMIERE! THE ADVENTURE CONTINUES 2024年/フランス/フランス語/105分/ビスタ/5.1chデジタル/モノクロ 字幕翻訳:高部義之 字幕監修:古賀太 後援:在日フランス大使館、アンスティチュ・フランセ日本 提供:ギャガ、ティー ワイ リミテッド 配給:ギャガ © Institut Lumière 2024 公式サイト:https://gaga.ne.jp/lumiere2/