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メアリー・スチュアート・マスターソン

父は演出家・脚本家・俳優のピーター・マスターソン、母は女優のカリン・グリン。75年、７歳の時に父親と共演した“The Stepford Wives”が映画デビュー作。絵とバスケットボールに夢中の少女時代を過ごした。名門私立学校に通うかたわらモダン・ダンスのレッスンを受ける。ダルトン・スクールを卒業するとサンダンス・インスティチュートの夏期ワークショップやアクターズ・スタジオで演技の講座を取り、ニューヨーク大学では映画と人類学を専攻した。どちらかと言えば普通の女性とあまり差がない容姿と、当り前の日常感覚を兼備した女優であり、普通人の喜怒哀楽をデリケートに演じることには定評がある。作品ごとに違った女性像を演じているが、その確かな演技力が注目されたのは「恋しくて」（87）。そしてグレン・クロースと共演した「この愛の行方」（89）では、『ナショナル・ボード・オブ・レヴュー』誌の最優秀助演女優賞を受賞。さらに、自分の脚本によるコメディ“Around the Block”で映画監督にも進出、95年３月から撮影に入る予定。
メアリー・スティーブン
メアリー・スティーンバージェン