監督集団〈5月〉が香川照之主演で描く「宮松と山下」、90秒予告と追加場面写真が到着
数々の名作CMや教育番組『ピタゴラスイッチ』を手掛けてきた東京藝術大学名誉教授・佐藤雅彦、NHKでドラマ演出を行ってきた関友太郎、多岐にわたりメディアデザインを手掛ける平瀬謙太朗の3人により結成され、“新しい手法が生む新しい映像体験”を標榜して創作を行い、過去に2本の短編映画がカンヌ国際映画祭に招待された監督集団〈5月〉。彼らが香川照之を主演に迎えて撮った初の長編映画で、第70回サンセバスチャン国際映画祭New Directors部門に招待された「宮松と山下」が、11月18日(金)より新宿武蔵野館、渋谷シネクイント、シネスイッチ銀座ほかで全国公開される。ミステリアスな90秒予告と追加場面写真が到着した。
エキストラ俳優の宮松(香川照之)は、ある日は時代劇で矢に射られ、ある日は大勢のヤクザのひとりとして路上で撃たれ、またある日はヒットマンの凶弾に倒れ──と連日、真面目に殺され続けている。
慎ましく暮らす宮松には、過去の記憶がなかった。何が好きだったのか、どこで何をしていたのか、自分が何者だったのか。何も思い出せないまま、毎日数ページだけ渡される「主人公ではない人生」を演じ続けるが……。
90秒予告は、宮松のさまざまな日々の局面を映し出す。だがある出会いから彼の日常は歪みだし、謎めいた過去が徐々に明かされるにつれ、その姿はエキストラでの役柄なのか実生活なのかもはや判別不能の様相を呈していく。「昨日までの自分を失ったら何を演じたら良いのだろう」という最後のコピーが印象的だ。
場面写真は、高級レストランで男性と食事する野波麻帆、怪訝そうにどこかを見つめる大鶴義丹、ビールジョッキを握る諏訪太朗、作業着の尾上寛之、白衣姿の黒田大輔を捉えた5枚。彼らは宮松のエキストラ仲間なのか、あるいは宮松の過去を知る人物なのか──。
「宮松と山下」
出演:香川照之、津田寛治、尾美としのり、野波麻帆、大鶴義丹、尾上寛之、諏訪太朗、黒田大輔、中越典子
監督・脚本・編集:関友太郎、平瀬謙太朗、佐藤雅彦
企画:5月 制作プロダクション:ギークサイト 協賛:DNP大日本印刷 配給:ビターズ・エンド 製作幹事:電通
製作:『宮松と山下』製作委員会(電通/TBSテレビ/ギークピクチュアズ/ビターズ・エンド/TOPICS)
©2022『宮松と山下』製作委員会
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