田中裕子主演×久保田直監督 「千夜、一夜」が22年ぶりの快挙! 釜山国際映画祭で国際映画批評家連盟賞受賞

突然姿を消した夫の帰りを30年間待ち続けている女性の物語を、田中裕子を主演に迎えて「家路」の久保田直監督が描いた「千夜、一夜」(全国で公開中)が、第27回釜山国際映画祭で国際映画批評家連盟賞(FIPRESCI賞)を受賞した。

 

 

同賞を日本映画が受賞するのは、2000年の「ひまわり」(行定勲監督)以来22年ぶり。受賞に際し、久保田直監督のコメントが寄せられた。

〈監督コメント全文〉
たった今、「千夜、一夜」が国際映画批評家連盟賞をいただいたという報せが届きました。
本当にありがとうございます。
この作品は、コロナ禍による中断もあり、企画を立ち上げてから完成まで8年という時間がかかってしまいました。
途中何度か心が折れそうになりましたが、最後までやり遂げたことによってこのような栄えある賞をいただくことができました。
心から感謝をするとともに、この賞に恥じない映画人としてこれからも頑張っていきたいと思います。
本当にどうもありがとうございました。

 

Story
北の離島の港町。登美⼦の夫が突然姿を消してから30年が経った。彼はなぜいなくなったのか。⽣きているかどうかすらわからない。漁師の春男に想いを寄せられ続けるも、登美⼦がそれに応えることはない。そんな彼女の前に、2年前に夫が失踪した奈美が現れる。奈美は⾃分の中で折り合いをつけ、前に進むために、夫が「いなくなった理由」を探していた。ある⽇、登美⼦は街で偶然にも奈美の夫・洋司を⾒かけ……。

 

 

©︎2022映画『千夜、一夜』製作委員会
配給:ビターズ・エンド

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