アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥのNetflix映画「バルド、偽りの記録と一握りの真実」
- アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ , バルド、偽りの記録と一握りの真実 , ダニエル・ヒメネス・カチョ , ダリウス・コンジ , ニコラス・ヒアコボーネ
- 2022年10月18日
数々の受賞歴を誇るアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督が、ある男の壮大な心の旅路を描いたノスタルジック・コメディ「バルド、偽りの記録と一握りの真実」が、Netflixでの12月16日(金)配信に先駆け、11月18日(金)より全国の一部劇場で公開される。
アイデンティティ、成功、死の必然性、メキシコの歴史、そして家族の絆といった本質的な問題に対し、主人公シルベリオは感情豊かに、たくさんの笑いとともに向き合っていく──。イニャリトゥが自身の体験を反映し、「アモーレス・ペロス」(00)以来初めてメキシコで撮影、彼の集大成としても注目される「バルド〜」。
主人公シルベリオを演じるのは、ギレルモ・デル・トロ、アルフォンソ・キュアロン、ペドロ・アルモドバルらヒスパニック系の大御所監督に愛されるメキシコ人俳優ダニエル・ヒメネス・カチョだ。
撮影監督にはアカデミー賞ノミネート歴のあるダリウス・コンジを迎え、65mmフィルムによる美しい映像を実現。脚本は「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」(14)でアカデミー賞脚本賞を獲得したイニャリトゥとニコラス・ヒアコボーネが再タッグで手掛けている。
映画は本年度ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門に選出。また東京国際映画祭ガラ・セレクションでの上映も決定しており、イニャリトゥは14年ぶりに復活した黒澤明賞を受賞すると発表されている。
Story
ロサンゼルスを拠点に活動する著名なジャーナリスト兼ドキュメンタリー映画製作者のシルベリオは、権威ある賞を授かることが決まり、母国メキシコへ旅立つ。この何でもない旅行で、生きる意味すら見失うとは知らず──。