アドニスにかつての親友が牙を剥く!「クリード3」特報映像とポスター解禁
- テッサ・トンプソン , ライアン・クーグラー , クリード3 , マイケル・B・ジョーダン , ジョナサン・メジャース
- 2022年10月20日
名作「ロッキー」に始まるシリーズの最新作「クリード3」(原題)が、2023年に全国公開。特報映像とキャラクターポスター2種が解禁された。
ロッキー・バルボア(シルベスター・スタローン)がライバルで盟友だったアポロ・クリードの息子であるアドニス(マイケル・B・ジョーダン)にすべてを託し、ふたりで頂点を目指していく姿を描いた「クリード チャンプを継ぐ男」。アポロを亡き者にした“殺人マシーン”イワン・ドラゴの息子であるヴィクターにアドニスが立ち向かう「クリード 炎の宿敵」。続く新作「クリード3」では、アドニスの新たな物語が展開する。
アドニスの前に18年ぶりにボクサーとなって現れたのは、家族のように一緒に育った親友ダミアン・アンダーソン(ジョナサン・メジャース)。ある事件をきっかけに刑務所に入り、何もかも奪われたダミアンは、愛する者すべてに牙を向け始める。実はアドニスの栄光の陰には、誰にも言えない過去があった──。
過去と向き合いリングでの決着を決意するアドニス、対するのはかつての自分自身。チャンプを継ぐ男は、果たして未来を切り開けるか?
アドニス役で主演するマイケル・B・ジョーダンは今回、初の監督を担当。敵対するダミアン役のジョナサン・メジャースは、「アベンジャーズ」シリーズ最新作で征服者カーン役に抜擢されたのも話題に。アドニスの妻ビアンカ役はテッサ・トンプソンが続投し、「クリード チャンプを継ぐ男」を監督したライアン・クーグラーは前作に続きプロデュースに回った。
マイケル・B・ジョーダンはオンライン記者会見でコメント。初監督については、「僕自身のキャリアにとっても、完璧なタイミングだったと思う。撮影現場で育ち、20年以上この業界にいて、最初は背景やエキストラの仕事から始め、すべての撮影現場を見てきた。みんなの仕事ぶりを見て、実際の映画製作やストーリーテリングがどのように行われるかをこの目で見てきたんだ。そしてついに、僕のキャリアにおいて、ただカメラの前にいるだけでなく、ストーリーを伝えたいと思うところに到達した。過去に2度演じたことのあるこのキャラクターとは7~8年共にいる。それに、35歳になった今の僕には言いたいことが山ほどある。男として。若い黒人の男性として。キャラクターやストーリーを通して、僕の人生経験や、自分自身の一部を、どのように世界に伝えることが出来るか、ということだった」と意気込みを吐露。
「そして僕は、多くの素晴らしい監督たちと仕事をする機会に恵まれてきたし、そういったストーリーテリングのレベルに達することを目指したいと思っている。僕は静かにそれを見守り、僕が試してみたいと思うさまざまなことをまとめてきたんだ。もうかなりの長い間。だからステップアップとして、監督する機会を待っていたようなもの。そして、この作品が僕にとって、その機会だったんだ。『クリード チャンプを継ぐ男』の時、ライアン・クーグラーはこう言っていた。『適切な時期というのはない。とにかく深いところに飛び込んで、やってみることだよ』と。彼は僕に多くの励ましを与えてくれた。僕にとって、今がその時なんだと感じたんだよ。」と続けた。
演技と監督業の並行については「言葉にするのは難しい。毎日が闘いだった。すべてをやり遂げるという挑戦であり、マルチタスクでもある。ストーリーを練り上げ、体調を整え、各部署に彼らが仕事をするのに必要なものを提供し、さらにアドニスとしての役作りへのプロセスもある。でも、正直なところ、僕の周りにいた人たちのおかげでここまでこれたんだ」と胸を張る。
強敵ダミアンを演じたジョナサン・メジャースについては、「素晴らしい俳優だ。この物語に参加してもらえてとても、とても幸運だった。そして監督としても、彼のような伴走者を得られたことも。彼は毎日、戦争に行く準備をして、仕事をする準備をして現場に現れた。僕と彼は、これまでそんな機会を持てたことはないほどの深い絆で結ばれた。ダミアンというキャラクターは、アドニスの人生の柱となる重要な人物であることは間違いない。それがアドニスの元に戻ってきて、彼は対処する必要があるんだ」と称賛。さらに「長年にわたって一緒に仕事ができて幸運だった、素晴らしいテッサ・トンプソンがいる。彼女との絆は本物だ。お互いに信頼し合い、一緒に演じてきて、そして今、ストーリーテラーとしての僕を信頼してくれたことは、彼女が僕に与えてくれた最大の贈物だ。彼らキャストの励ましや、信頼関係があるからこそ、不可能に思えることでも挑戦できるんだ」とパートナーに感謝した。
今回のテーマについては、「僕たちにとって、家族は常に核となるものだと思う。家族、そして思いやりの心はね。そして、自分の過去と向き合い、本当の自分を見つけるというのは、僕たちがこの映画で語っているテーマの一つだと思う。それは原点回帰のようなもの。自分がどこから来たのかを振り返ることは、この映画でもとても重要だ。過去の清算や、自分の行動に責任を持つことは、僕らが取り上げたいことだった。誰もが共感できるストーリーを作りたかった。この作品には、僕自身が多く入っている。多くの人たちにとっても共感できる要素を見出だしてくれことを願っている」と述べた。
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