〈ポーランド映画祭2022〉開催、スコリモフスキ新作「EO」など新旧全10作
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- 2022年10月25日
今年で11回目となるポーランド映画祭が、11月22日(火)〜27日(日)に東京都写真美術館ホールで開催。上映全10作、および映画祭を監修するイエジー・スコリモフスキ監督のメッセージが発表された。
ポーランドの大作曲家を称える〈ヴォイチェフ・キラル生誕90年記念上映〉では、アンジェイ・ワイダ監督の「コルチャック先生」と「パン・タデウシュ物語」、石岡瑛子が衣装を手掛けた「ドラキュラ」という、キラルが作曲した3作をピックアップ。
〈ポーリッシュ・シネマ・ナウ!〉は、スコリモフスキがロバを主演に撮った新作であり、今年のカンヌ国際映画祭で審査員賞に輝いた「EO」(原題)に注目。さらにスコリモフスキの前作「イレブン・ミニッツ」、今年のヴェネチア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門にノミネートされた新鋭ダミアン・コツル監督の問題作「パンと塩」、一緒に音楽を作る若い男女をモノクロで綴るキュートでほろ苦いラブストーリー「愛についての歌」をラインナップ。
〈ドキュメンタリー映画〉は、世界の分断や悲劇を象徴する場所でショパンを演奏する3人のピアニストを撮った「ショパン 暗闇に囚われることなく」と、ポーランド外交官が極秘に行っていたユダヤ人救出計画を追う「ポルミッション パスポートの秘密」。
〈ウクライナ戦争を考える〉では、大飢饉「ホロドモール」を題材にしたアグニェシュカ・ホランド監督作「赤い闇 スターリンの冷たい大地で」を取り上げる。
イエジー・スコリモフスキ監督(監修)から日本の皆さまへ
昨年記念すべき10周年を迎えたポーランド映画祭、新しい章の始まりです。今年も素晴らしい作品の数々をご覧いただけること、大変嬉しく思います。またカンヌ国際映画祭の審査員賞を受賞した私の新作『EO』が、初めて日本の皆様にお披露目できること、非常に光栄です。他にも何年たっても色あせない傑作から、今まさに生まれたばかりの意欲作まで多種多様な作品が揃いました。ぜひご堪能ください。来年こそはお会いできるのを楽しみにしております。










〈ポーランド映画祭2022〉
2022年11月22日(火)〜11月27日(日)東京都写真美術館ホールで開催
公式サイト:http://www.polandfilmfes.com/
配給:マーメイドフィルム/コピアポア・フィルム