滝藤賢一演じるドラァグクイーンのダンス映像&著名人コメント到着。「ひみつのなっちゃん。」

 

滝藤賢一の映画初主演により、ドラァグクイーンたちが “本当の美しさ” を見つけていく旅を描くハートフル・ロードムービー「ひみつのなっちゃん。」が、1月13日(金)より新宿ピカデリーほかで全国公開。ドラァグクイーンに扮した滝藤賢一が華麗なダンスを披露する本編冒頭映像、および著名人の応援コメントが到着した。

 

 

友人なっちゃんの死をきっかけに集まった3人のドラァグクイーン、バージン(滝藤賢一)、モリリン(渡部秀)、ズブ子(前野朋哉)が、なっちゃんがオネエであることを母・恵子(松原智恵子)に隠し通すため、普通のおじさんとして葬式に参列するまでの珍道中を、笑いと涙で綴る本作。田中和次朗がオリジナル脚本を手掛け、監督デビューを飾っている。

 

 

本編映像は、バージンのダンスステージから開始。ほどなくクイーン仲間のなっちゃん(カンニング竹山)が死んだと知らされる。そして、駆けつけるために慌てて化粧を落としたバージンが「うわ、ブッス!!」と自虐し、さらに病院で涙が止まらないモリリンに寄り添うシーンが続く。

 

著名人コメントは以下。

よしひろまさみち(映画ライター)
笑って泣けてほっこりして、でも鑑賞後は考えさせられること山積み。悪人ゼロで荒唐無稽な物語は、60〜70年代の喜劇映画的で懐かしい風合いだけど、今のセクシュアル・マイノリティをとりまく問題をうまく取り込んでいるのよね。やさしさと寛容さが人の心をあたたかくすることを教えてくれるロードムービー。

橋本マナミ(女優)
滝藤賢一さん演じるバージンをはじめとするモリリン、ズブ子のドラァグクイーンがとにかくリアル!何より手の動きが可愛いく、観ていてどのキャラクターも愛くるしく素敵でした。3人の珍道中が面白くて私も一緒に旅をしている気持ちになりました。そして、心の傷や弱い部分をもった登場人物たちの繊細な心の動きにウルッとしてしまいました。笑いあり涙あり!観た後はほっこりした気持ちになる大満足な映画です!!

ナジャ・グランディーバ(ドラァグクイーン)
人間誰しも秘密を抱えてるもの。ドラァグクイーンなんてやってると尚更。きっとあなたも共感できる場面があるはず!田舎ののどかな景色に、派手なドラァグクイーンの場違い感も面白い!そして、スーパーの店員の男の子、可愛いかったわ〜♡

ダイアナ・エクストラバガンザ(ドラァグクイーン)
人びとを隔てる壁みたいなもの。それに憤り、あらがったことは誰しもがあるのではないでしょうか。「そんなもんよねぇ」と正面からぶつかるのを止めたとき、私は食えない中年になったように思います。この映画はそんなほろ苦くも瑞々しい若い日々を束の間、よみがえらせてくれました。

サカキシンイチロウ(作家)
ボクが経験したいろんなことを、映画を観ながら思い出しリアリティに満ちたストーリーと演技に心がしたたか動きました。『プリシラ』みたいな映画かなぁ...、と思っていたけど、予想は見事に、そしてステキに裏切られました。『プリシラ』がクラブミュージックだとしたら、これは日本の盆踊り。どんなときでも母はやさしく、遠くにあっても故郷は近い。味わいぶかい映画です。

 

 

Story
ある夏の夜、なっちゃんが死んだ。つまらない冗談を言っては「笑いなさいよ!」と一人でツッコミを入れていたなっちゃんは、新宿二丁目で食事処を営むママだった。その店で働くモリリンは、ドラァグクイーン仲間のバージンとズブ子を呼び出す。彼らがまず考えたのは、なっちゃんが家族にオネエだとカミングアウトしていなかったこと。証拠を隠そうとなっちゃんの自宅に侵入した3人は、なっちゃんの母・恵子と出くわしてしまう。何とかその場を取り繕った彼らだが、恵子から岐阜県郡上市の実家で行う葬儀に呼ばれてしまい、秘密を隠し通すために普通のおじさんの姿で向かうことに……。

 

「ひみつのなっちゃん。」

出演:滝藤賢一、渡部秀、前野朋哉、カンニング竹山、豊本明長、本多力、岩永洋昭、永田薫、市ノ瀬アオ(821)、アンジェリカ、生稲晃子、菅原大吉、本田博太郎、松原智恵子
脚本・監督:田中和次朗
主題歌:「ないしょダンス」渋谷すばる
製作:東映ビデオ、丸壱動画、TOKYO MX、岐阜新聞映画部
ロケ協力:岐阜県郡上市 ドラァグクイーン監修:エスムラルダ
配給:ラビットハウス、丸壱動画
©2023「ひみつのなっちゃん。」製作委員会
公式サイト:himitsuno-nacchan.com
公式twitter@HimitsuNacchan

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