佐藤二朗 サトウジロウ

  • 出身地:愛知県愛知郡東郷町
  • 生年月日:1969年5月7日

略歴 / Brief history

愛知県春日井市で生まれ、4歳から愛知郡東郷町で育つ。小学校の学習発表会が俳優志望のきっかけで、信州大学経済学部卒業後は“役者は趣味でいい”とリクルート社に入社するが、入社式当日に退社を決め、塾講師や求人広告営業で食いつなぎながら、文学座や劇団3○○の養成所に通う。劇団に入団はしなかったものの、1995年の金子修介監督「ガメラ・大怪獣空中決戦」ではヘリコプターのパイロット役でひっそりとスクリーン初登場を果たした。役者の夢は捨てきれず、96年より演劇ユニット“ちからわざ”を主宰。作・出演をつとめ、俳優活動に入った。99年からテレビドラマにも出演するようになり、ちからわざの公演を見た堤幸彦によってTBS『ブラックジャックII』00の医師役に起用され、これが転機となる。以来、舞台公演と並行して多数のドラマに出演。映画も「溺れる魚」01の取立屋役を皮切りに堤作品の常連となり、低予算映画などを中心に経歴を積み上げる。警察、医師、教師、運転手、サービス業店員といった周辺人物としてワンポイント的な出番で存在感を示し、出演作は映画・ドラマで計150本以上に及ぶ。特に180cm超の身長と四角く武張った顔を活かし、不安・不条理または陽性のオフビート感など非日常を与える役割に定評がある。福田雄一監督「大洗にも星はふるなり」09の粗忽な海の家店主や、フジテレビ『全開ガール』11の蘊蓄弁護士などは近年の陽性演技の代表例。正統派でも評価は高く、TBS『JIN/仁』09・11の主人公に協力する漢方医が顕著な代表作となる。2008年にはドラマ業界の裏方を描くミニドラマ『拝啓トリュフォー様』で初主演。東名阪ネット6『幼獣マメシバ』09でも中年ニート役で主演し、劇場版も作られた。12年には新作「マメシバ一郎」も公開予定。自身も患った強迫性障害が題材の「memo」08で映画監督デビューも果たしている。

佐藤二朗の関連作品 / Related Work

作品情報を見る

  • アンダーニンジャ

    制作年: 2025
    現代社会に潜む新たな忍者像を描いた花沢健吾による同名漫画を、「ブラックナイトパレード」の福田雄一監督が映画化したアクション。忍者組織NIN(ニン)に所属する末端忍者(下忍)の雲隠九郎は、暇を持て余していたある日、重大な忍務を言い渡される。主人公・雲隠九郎を「ゴールデンカムイ」シリーズの山崎賢人が、忍者たちの戦いに巻き込まれる女子高生・野口彩花を「ゴジラ-1.0」の浜辺美波が演じるほか、「変な家」の間宮祥太朗、「嘘喰い」の白石麻衣らが出演。
  • 女神降臨 Before 高校デビュー編

    制作年: 2025
    韓国の大ヒットWEB漫画をKōki,主演で実写映画化する二部作の前編。韓国発のWEBマンガ『女神降臨』に日本オリジナルの要素を入れて二部作構成で実写映画化。地味で冴えない容姿からいじめられ不登校になった麗奈は、メイクを学び、誰もが振り向く女神へと大変身を遂げる。転校先で完璧な人生を再スタートするつもりが……。出演は、「TOUCH/タッチ」のKōki,、「八犬伝」の渡邊圭祐、ドラマ『未来の私にブッかまされる!?』の綱啓永。監督は、「チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像」の星野和成。
  • 女神降臨 After プロポーズ編

    制作年: 2025
    メイクにより人生を変えようとする少女を描いた韓国発の大ヒットWEBマンガ『女神降臨』を「TOUCH/タッチ」のKōki,主演で実写映画化した二部作の後編。メイクで誰もが振り向く女神のような美女へと大変身を遂げる麗奈の、恋と夢を追いかける9年間の行く末とは。誰にも言えないすっぴんの秘密を持つ谷川麗奈をKōki,が、同級生の神田俊を「三日月とネコ」の渡邊圭祐、俊と因縁の仲で麗奈に心奪われる御曹司・五十嵐悠をドラマ『未来の私にブッかまされる!?』の綱啓永が演じる。監督は『チーム・バチスタの栄光』シリーズや『イチケイのカラス』など数々のドラマの演出を手がけてきた星野和成。
  • 時には懺悔を

    制作年: 2025
    「告白」の中島哲也監督による7年ぶりの新作。西島秀俊と満島ひかりが中島組初参加にして初共演。原作は打海文三の同名小説で、重度の障がいを抱える子どもを通して描く、親子の絆の物語。20年ほど前にこの小説に出会った中島監督は「見る人の気持ちを動かす映画ができるのでは」という想いをずっと抱き続けた。「過去に大きな傷を負った大人たちが、今を必死に生きる“たったひとつの小さな命”と出会い、人生の活路を見出す物語」を独自の視点と緻密な演出で描き出す。出演は黒木華、宮藤官九郎、柴咲コウ、塚本晋也、片岡鶴太郎、佐藤二朗、役所広司など。
  • 爆弾

    制作年: 2025
    『このミステリーがすごい!2023年版』(宝島社)『ミステリが読みたい2023年版』(ハヤカワミステリマガジン2023年1月号)で堂々の1位を獲得した呉勝浩のベストセラー小説『爆弾』を映画化。主演は山田裕貴、共演は、伊藤沙莉、染谷将太、渡部篤郎、佐藤二朗。監督は「キャラクター」の永井聡。
  • あんのこと

    制作年: 2024
    実在する1人の少女の壮絶な人生を綴った新聞記事に着想を得た人間ドラマ。売春とドラッグに溺れ、荒んだ生活を送る20歳の杏は、刑事の多々羅に補導されたことがきっかけで更生の道を歩み出す。ジャーナリストの桐野も加わり、少しずつ変わり始めるが……。出演は、ドラマ『不適切にもほどがある!』の河合優実、「さがす」の佐藤二朗、「正欲」の稲垣吾郎。監督は、「映画 ネメシス 黄金螺旋の謎」の入江悠。
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