ジョルジュ・シムノン原作のパトリス・ルコント新作「メグレと若い女の死」、予告編が到着

 

パトリス・ルコント監督が「仕立て屋の恋」(89)に続きジョルジュ・シムノンのミステリー小説を映像化した「メグレと若い女の死」が、3月17日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかで全国順次公開。予告編と新たな場面写真が到着した。

 

 

“これほど純粋に心を動かされる推理小説はない”というルコントのメッセージから始まる予告編。若い女性の刺殺体が発見され、捜査担当となったメグレ警視は彼女が着ていた高級ドレスを唯一の手掛かりに、その素性と事件の真相に迫っていく──。

原作のメグレ像そのままに大柄なジェラール・ドパルデューが、重厚な名演を披露。異常なほど捜査にのめり込むメグレを駆り立てるものは、いったい何なのか? クラシカルなムード漂うヒューマンミステリーに注目したい。

なお、映画の公開とジョルジュ・シムノン生誕120周年を記念し、1月25日発売の『ミステリマガジン 3月号』(早川書房)ではシムノンを大特集。本作の紹介ほか、エッセイ、本邦初訳となるペンネーム時代のシムノン作品などが掲載される。

さらに、原作『メグレと若い女の死』の新訳版(訳:平岡敦)もハヤカワ・ミステリ文庫より2月に刊行予定だ。

 

   

 

©2021 CINÉ-@ F COMME FILM SND SCOPE PICTURES.
配給:アンプラグド

▶︎ パトリス・ルコント監督 × ジョルジュ・シムノン原作。〈メグレ警視〉を映画化