柔らかい時計や変形した肉体など常識破りの作品群で名声を博し、口髭を蓄えた奇抜な風貌や数々の尊大な名言でも知られる天才芸術家サルバドール・ダリ。ポップカルチャー全盛の70年代ニューヨークで、彼が時代を牽引していく姿を描いた「ウェルカム トゥ ダリ」が、9月1日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほかで全国公開される。ポスタービジュアルが到着した。

 

 

1985年、サルバドール・ダリが火事で重傷を負う。そのニュースを見たジェームス・リントンは、ダリと過ごした奇想天外な日々を思い出していた──。

1974年ニューヨーク。画廊で働き始めたジェームスは、憧れの芸術家であり圧倒的カリスマ性を放つダリと、彼に負けないオーラを持った妻のガラに気に入られ、アシスタントを務めることに。不可思議な〈ダリ・ランド〉の住人となり有頂天のジェームスは、画廊をクビになっても彼らのそばで働き続け、さらに危うい世界へ足を踏み入れるが……。

ダリを演じるのは「ガンジー」のオスカー俳優ベン・キングズレー。妻のガラには、「ローザ・ルクセンブルグ」でカンヌ国際映画祭女優賞に輝いたバルバラ・スコヴァ。ジェームスには、これが長編映画デビュー作となるクリストファー・ブライニー。ダリの新たなミューズとなるアマンダには、トランスジェンダーのモデルであるアンドレア・ペジック。秘書のキャプテンには『SHERLOCK(シャーロック)』のルパート・グレイヴス。モデルのジネスタには「あと1センチの恋」のスーキー・ウォーターハウス。そして若き日のダリを「ザ・フラッシュ」のエズラ・ミラーが演じる。監督は「アメリカン・サイコ」のメアリー・ハロン。

ダリとは一体、何者だったのか? 実像に迫る注目作。

 

「ウェルカム トゥ ダリ」

監督:メアリー・ハロン 脚本:ジョン・C・ウォルシュ
出演:ベン・キングズレー、バルバラ・スコヴァ、クリストファー・ブライニー、ルパート・グレイヴス、アレクサンダー・ベイヤー、アンドレア・ペジック、スキ・ウォーターハウス、エズラ・ミラー
2022年/英語/原題:Daliland/字幕翻訳・渡邉貴子/PG12/97分
提供:木下グループ 配給:キノフィルムズ
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