DTM(デスクトップミュージック)を題材としたむつき潤の青春音楽コミック『バジーノイズ』が、川西拓実(JO1)と桜田ひよりのW主演で、ドラマ『silent』の風間太樹監督により映画化。2024年の初夏に全国公開される。
週刊ビッグコミックスピリッツ(小学館刊)で2020年まで連載された原作は、デジタルネイティブ世代の音楽コミックとして話題を呼び、作家の燃え殻、アーティストの井口理(King Gnu)やSKY-HI、漫画家の浅野いにおらに称賛された。
川西拓実が演じるのは、マンションの管理人をしながらたったひとつの“すきなもの”である音楽をPCで作り、ひとりで奏でるだけのシンプルな生活を送る清澄(きよすみ)。桜田ひよりが扮するのは、清澄の部屋の上階に住み、漏れ聞こえる彼の音楽を密かに楽しんでいた潮(うしお)。
潮は失恋をきっかけに清澄と出会い、その音楽を広めると宣言して動画配信をスタート。閉ざされていた清澄の世界に、強烈なノイズが流れ込む──。
撮影は今夏に行われる。続報を待ちたい。
〈コメント〉
風間太樹監督
むつき潤さんが描く「音」の表現に魅了され、4年前「バジーノイズ」を手に取りました。シンプルな線で可視化された音楽が心地よく、ふわふわ漂って、確かに耳に届いたのです。主人公・清澄が作る音楽には、暮らしの原風景や日々の願いのようなものが込められています。誰かに届けるのではなく、あくまで自分のためのチルい音楽。その音楽が、知らず知らず、誰かの心の助けになっていて-その“誰か”である潮との出会いによって、清澄の他者との向き合いの物語がはじまっていきます。
清澄を演じる川西拓実君とは初めてご一緒します。ひとり、音楽作りに目を輝かせる彼は、きっと清澄の心の良き理解者になれるはず。潮を演じる桜田ひよりさんとは僕が懇願した再会です。破天荒な役どころを愛おしく演じてくれると思っています。楽しみにお待ち頂けたら幸いです
川西拓実(JO1)
初めまして。清澄役を演じさせていただきます、川西拓実です。
原作を読んだ時から清澄に自分に似ている部分があるなと感じていて、自分が出来るならやってみたいという想いがあったので、この作品に参加できることがとても光栄です。
誰しもが、生きてく上で恋愛と音楽には必ず触れるものだと思っているので、観てくださる方に少しでも良い影響を与えられるように全力で頑張ります。絶賛稽古中です。
桜田ひより
潮を演じます、桜田ひよりです。今回お話をいただいて原作を読んだ時、破天荒で周りを巻き込む自由な性格で、目が離せなくなるような潮に自然と惹かれていく自分がいました。風間監督が作り出す空気感が私自身とても居心地が良く、全力で役と向き合いながら演技ができるので、撮影がとても楽しみです。
方言での演技は少し不安もありますが、川西さんや風間監督、スタッフの方々とこのバジーノイズという作品を1から作り上げていきたいと思っています。
原作:むつき潤
絵で音を描いてみたら、本当に音が鳴ることになりました。
ひとえに読者のみなさまのおかげです。
原作をご存じの方も、映画がお好きな方も、音楽を愛する方も、
完成を楽しみにしていただけると幸いです。
僕もみなさんと同じように、風間太樹監督ならではの『バジーノイズ』を楽しみにしています。
Story
頭の中に流れる音を形にできれば、他に何も要らない──。
マンションの住み込み管理人を務め、「音楽を奏でること」だけを生きがいとする清澄。
人との関わりを必要とせずシンプルに暮らしていた彼に、上階に住む潮が挨拶してきた。
その日に失恋したという彼女は、毎日漏れ聞こえる清澄の音楽を楽しんでいたと打ち明ける。
やがて潮が何気ない演奏動画を投稿したことで、自分の音楽を誰かに聴かせようなどと思ってもみなかった清澄の世界が大きく変わっていく……。
「バジーノイズ」
原作:むつき潤「バジーノイズ」(小学館「ビッグスピリッツコミックス」刊)
出演:川西拓実(JO1)、桜田ひより
監督:風間太樹
製作:映画『バジーノイズ』製作委員会
制作プロダクション:AOI Pro.
製作幹事・配給:ギャガ
©むつき潤・小学館/「バジーノイズ」製作委員会
公式HP:https://gaga.ne.jp/buzzynoise_movie/
Twitter:@BuzzynoiseMovie Instagram:@buzzynoisemovie