《闘う映画監督》ジャファル・パナヒ新作。村の掟をめぐる事件に翻弄される「熊は、いない」

 

イラン政府による禁止令に抗って映画を撮り続ける、巨匠にして《闘う映画監督》ジャファル・パナヒ。彼が自身の役で主演も務め、撮影のため滞在していた村でトラブルに巻き込まれていく姿を描き、自国イランでは上映禁止ながらも第79回ヴェネチア国際映画祭で審査員特別賞を受賞、第23回東京フィルメックスでオープニングを飾った「熊は、いない」が、9月15日(金)より新宿武蔵野館ほかで全国順次公開される。ポスタービジュアルと予告編が到着した。

 

 

国境付近の村からリモートで助監督レザに指示するパナヒ監督。偽造パスポートでの国外逃亡を試みる男女を、ドキュメンタリードラマとして撮影していたのだ。そんな監督だが、滞在している村では、古いしきたりのせいで愛し合うことを許されない恋人たちのトラブルに巻き込まれていく……。

 

 

2組の男女ならびにパナヒに待ち受ける衝撃の運命とは? 熊とは一体何なのか? パナヒの目を通してイランの現状が浮き彫りとなる社会派サスペンスだ。

 

   

 

「熊は、いない」

監督・脚本・製作:ジャファル・パナヒ
撮影:アミン・ジャファリ 編集:アミル・エトミナーン
出演:ジャファル・パナヒ、ナセル・ハシェミ、ヴァヒド・モバセリ、バクティアール・パンジェイ、ミナ・カヴァニ・ナルジェス・デララム、レザ・ヘイダリ
2022年/イラン/ペルシア語・アゼリー語・トルコ語/107分/カラー/ビスタ/5.1ch/英題:NO BEARS/日本語字幕:大西公子/字幕監修:ショーレ・ゴルパリアン
配給:アンプラグド
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