安アパート住人の群像劇漫画を映画化。馬場ふみか主演「コーポ・ア・コーポ」
岩浪れんじの〈COMIC MeDu〉連載コミックを原作に、大阪の安アパートに暮らす訳ありな面々の人間模様を馬場ふみか主演で描いた「コーポ・ア・コーポ」が、11月17日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほかで全国公開。キャラクター写真が到着した。

家族のしがらみを逃れてきたフリーターの辰巳ユリ(25)。複雑な過去を背負い、女性に貢がせて生計を立てる中条紘(36)。日雇いの肉体労働に従事し、女性への愛情を上手く表現できない石田鉄平(21)。過去を話さず、自室で怪しげな商売を営む初老の宮地友三(66)。彼らは大阪下町の安アパート〈コーポ〉に住んでいる。
ある日、住人の山口が首を吊って死んでいるのを宮地が見つける。境遇の似た者の死を目の当たりにし、ユリたちはそれぞれの人生を思い返すが……。
スカジャンを羽織り、いつも無気力そうにタバコを吸う辰巳ユリを演じるのは馬場ふみか。中条役は東出昌大、石田役は倉悠貴、宮地役は笹野高史。さらに、ユリの弟カズオに前田旺志郎、女子大生の高橋に北村優衣、いつもタバコを交換したがるおばさんに藤原しおり、ユリを毛嫌いする母親・信乃に片岡礼子が扮する。
原作コミックは、芥川賞作家の西村賢太氏が「得体の知れぬ日常を底知れぬ生命力で渉(わた)る。そんな人たちが、ここにいる。」と称えた名作。過去や人間関係が紐解かれていく中、底力でしぶとく生きていく人々の群像劇に注目だ。



馬場ふみか コメント
何があってもなくても、ただ生きているから今日も生きていく。ぶっきらぼうなようで、優しく繊細に他人の心を感じるユリでした。周りの環境に少しずつ影響を受けながらも、決して流されるわけではなく、淡々と日々を生きていくユリの姿はとても愛おしかったです。「どうしようもないなぁ」と思うけれど、なんだか愛せるコーポの住人たちと彼らを取り巻く様々な環境。少しずつ変化し、ゆらぎながらも暖かく存在し続ける…そんな映画になっていると思います。劇場でこの“ゆらぎ”を体感してほしいです。
原作:岩浪れんじ コメント
コーポ・ア・コーポは私にとって初めての連載作品なのですがまず連載が決まった時「本当か?」と思い連載が始まって「本当だった」となり単行本になると聞いて「本当に?」となり一巻が出て「本当だった」と思いましたので、映画化しますと聞いてまた「本当に?」と思い、担当さんから脚本などいただき「本当?」と思い続け、キャストさんやスケジュールなどを聞き「本当なのか?」と思い、皆さんよりちょっと先に観まして「ここまで来ると本当なのかもしれない?!」と思いまして今これを書いています。公開されるまで「本当なの?」と思い続けるんだろうなと思いますが感動が後から追ってくるタイプなので公開後自分の漫画が映画になった事がとても嬉しくなって一生の記念になるんだろうなと思うと今から楽しみです。本当だと良いな。
「コーポ・ア・コーポ」
出演:馬場ふみか、東出昌大、倉悠貴、笹野高史、前田旺志郎、北村優衣、藤原しおり、片岡礼子
原作:岩浪れんじ「コーポ・ア・コーポ」
監督:仁同正明
脚本:近藤一彦
エグゼクティブプロデューサー:吉永敦仁 企画:小岩学、浅井春人
プロデューサー:鈴木剛 協力プロデューサー:森谷雄 ラインプロデューサー:ワダシンスケ
撮影:山本英夫 照明:小野晃 録音・音響効果:丹雄二 美術:小林慎典 編集:渡辺直樹
衣裳メイク:松延沙織 助監督:小山亮太 制作担当:若山直樹
音楽:加藤賢二 音楽プロデューサー:菊地智敦 キャスティング協力:森本友里恵
メイク:升水彩香、森麻美子 演技指導:益山貴司 VFXプロデューサー:平興史
VFXディレクター:小林敬裕 スチール:若本良仁 メイキング:耳井啓明
製作:ジーオーティー 制作プロダクション:アットムービー 配給:ギグリーボックス
2023年/日本/97分/ビスタサイズ/5.1ch/映倫区分:G
©︎ジーオーティー/岩浪れんじ
公式サイト:https://copo-movie.jp/